表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
18/30

 ファンタジー世界に於ける武具の考察、今回は斧です。

 斧を武器とするのは、石器時代からですね。坂田金時も鉞を担いでおりました。

 ただ、樵夫の道具という印象が強い為、斧を武器として扱わない風潮もあるようです。

 重心が先端付近にある為、遠心力を利用しての攻撃は威力が高い反面、取り回しが難しく隙の大きな武器でした。

 その威力を活かして、家の破壊といった工作活動にも使われていました。

 西洋では長い期間で使われた一般的な武器ですが、東洋では戦争形態の違いから普及しませんでした。

 これは、アレクサンダー大王がペルシアの戦車部隊を重装歩兵ファランクスと騎兵で破り、西洋で戦車が廃れたことと、北欧のヴァイキングが斧で武装して各地を脅かしていたことも影響しているでしょう。

 東洋では、戦車が盛んに用いられ、弓と矛が主要武具であった為、斧の普及は進みませんでした。

 我が国でも切れ味鋭い日本刀が普及していた為、斧の普及が進まなかったと思われます。

 また中華圏の文化では鉞が刑罰(死罪)の象徴として扱われていたことも影響しているでしょう。

 西洋でも処刑道具として斧が使われていました。

 その威力の高さは木造家屋の厚さ10cmの壁を叩き割るほどで、金属鎧が刃による斬撃を防いだとしても、衝撃で骨に打撃を与えるほどでした。

 また小さな斧は投げて使うこともあり、手斧は柄が太い特徴もありました。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ