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美丈夫は技名を付ける

 理仁は一頻り感動の抱擁後

「似てはいないね」

バテンダー姿に戻り

落ち着いた口調で話す

「・・・・・・・・」

「私の式は装甲であり」

「メイン動力であり思考補助装置」

「三つ機能を備えている」

理仁は右手に輝きを左手に漆黒を

「武君のコレは」

「動力は無い」

「使用者のエナジーで駆動している」

「概念である以上致し方ないが」


 此処はギルド<無名無学>の待合室


 武はカウンターを挟み

理仁と向い合わせに椅子に座り熱心に聞いている

「そうですか」

武はがっかりでしょぼんと肩を落とす

「正直に言えば」

理仁は噛みしめる様に喋る

「悔しいの一言だ」

右手をしげしげと眺め

「今の左手に出しているコレは」

左手を掲げ今度は理仁は淡々と喋る

「ただのブラウさ」

「私の式は起動に莫大なエナジーを必要とする」

「故にゲーム内での使用はできない」

「だがコレは違う」

「少ないエナジーで効率的に」

「同時に使用者の負担を軽減させ」

「柔軟に装甲に武器に」

理仁輝きを全身に纏い

武はスゴイと目を輝かせる

「こんな使い方も出来る」

理仁は武を見つめ嬉しそうに

笑いながら熱く語る

「使用者の発想でまだまだ伸びる」

「此れは<知>に並び立つモノだ」

「君の概念は歴史に刻まれる」

「概念は劣るが補助に使える」

「又は弱く概念しか使えないから致し方なく使う」

「現状この2パターンが主流だ」

「君の概念を取り込んだ概念は」

「此の世界の代名詞<ワード>と並び立つ」

「私はそう思う」

武は困惑し

「じゃあ名前つけないと」

「いけないですね」

理仁は笑い伝える

「良く分かってるね武君」

「話が早くて助かる」



 武は一層困惑する

名前をつける事は凄く名誉な事だ


 武の認識では既に概念は<ワード>と並び立つものであり


 強者で有れば有するのが普通


 使えない俺が何故

概念ハイブリッド名前を付けるのだろうと思い


 「俺概念使えないですけど」

「まだ九郎とガウス君共同開発其れが必要とはいえ」

「君は立派に会得している」

武の素朴な疑問に熱い答えを返す理仁

「武よゲームにインしてる時点で授けられてるから」

ギルマスガウスが武の隣に座り伝える

「ギルマスゲーム外でも使えると!!」

武は飛び上がりそうな程驚く

「そうそして肉体も鍛えられる」

「イン時に伝えられているハズだが」

「武聞いて無かったようだな」

ガウスはやれやれと伝える

「スキップしました」

武はあっけらかんと朗らかにきっぱりと答える

「あったなそんな機能も」

ガウスがっくりと肩を落とし

「いろいろと問題でるな」

「其の為のギルドだろうガウス君」

理仁が朗らかに話す



 「じゃあセトナ」

「望と名乗る女性には逢って無いよな」

ガウス振り向き

テーブル席に座るセトナに尋ねる

「・・・・・逢いました」

「勧誘されました」

「ただシステムコールでやめた方が良いと」

ガウスは聞き喋る

「オススメギルド指定が此処で」

「先にインした武に行って欲しいと伝えたわけか」

「まあ無理な勧誘はご法度だからな」

「セトナの判断ナイスだ」

「花丸を上げよう」

ガウスはセトナに向かい花丸を描く

するとセトナは驚き

「こんなにお金を」

「有難う御座います」

「使えるのですよね」

セトナは困惑し尋ねる

「普通に使えるな後武に渡そうと思ってたのも渡した」

「武とセトナ夫婦だろう」

「武に渡すのは聊か不安だ」

「セトナこれからもよろしく頼む」

ガウスは強い眼差しで伝える



 武はそんな二人を見て疑問を覚える

「二人は知り合い」

ガウスは武に向き直り短く伝える

「仕事上で少しだけ」

セトナも武を見つめ

「私は知りません」

「ただ分かりました」

「何が有ろうと」

「何者が来ても武さんを守ります」

セトナは我が意を得たりと強く言い切る

「助かる」

「名前決めたのか武」

ガウスはセトナを見ることなく感謝を伝え

武に尋ねる



 「・・・・・・・」

武は疑問はあるが何を尋ねるべきか分からず

「<玲瓏輝煌>」

「理仁さんが使うさま見てたら浮かびました」

武は心の赴くままに喋り

「とても良い名ですね武さん」

セトナが強く言い切り続いて

「後匿名にして下さい」

「武さんの為に」

セトナはにっこりと

不可思議な圧力を持つ微笑みを浮かべる


 「良い名だ」

ガウスは押されながら

「本当に素晴らしき命名だ」

理仁は心から賛辞を贈る

「名付けと登録終了したから」

セトナの前に座る芽衣が伝える


 セトナは芽衣を見つめ

「何で芽衣代表が此処に」

「今は会合の時間のはず」

芽衣はもセトナを見つめ

「そうよ」

「会合しながらインしてるの」

「ガウスさんも理仁さんもそうよ」

ガウスと理仁を見回し伝える

「<レギュラーピープル>」

芽衣は強い口調で伝え

「最大の利点」

「師が出向かずとも弟子が集まらずとも良い」

「便利よね」

言い切り

芽衣はのんびりしたゆったり口調に

「本当に」

「ガウスさん何と」

「今絶賛怜奈とデート中よ」

「なんとウラヤマな」

テーブルに両肘を付け其の上に頭を置き笑う

「確かに便利」

セトナはいたく感心し興奮し頷く


 セトナが家計を預かる事が此処に決定した・・・・・



お読み頂き有難う御座います。

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