美丈夫はダンディーに抱擁される
ガウスはカウンターの前に座り
バーテンダー姿の男に話と議論している
バーテンダーの右手はキラキラと輝いている
「ふむ」
「この使い方斬新的且つ使い易い」
「制御に難が有るが」
「興味深い」
男はご機嫌に新しく手に入れた
おもちゃをソレを弄繰り回す
「編み出した者は発案者は」
「天才いや鬼才か素晴らしい」
「もしかしたら概念の新しき風と成りえる」
「正しく次代の概念を担う者になり得る才」
バーテンダー姿の男理仁は
喜びガウスから伝えられたソレを見つめる
「概念ハイブリッドの中でも」
「抜群だ」
理仁が弄繰り回すソレは武が咄嗟に使用した
光と風の合わせたモノ
概念<光>時を凍えさせ光を閉じ込めた何か
途轍もなく硬くまず砕けない能力
主に盾で使用
他にも剣にするなど使い方が考案され
同じく概念の<斬>や<熱>で補強したり
気と呼ばれる念動力やワードで補強する等
考案されるも使い勝手悪く人気が無く廃れつつある概念
概念<風>も同じく不人気概念
<風>止める事が難しく常に制御が必要な上
複雑怪奇な仕様であり
代表例は<熱>は別にあるのに
何故か含まれていて消して良いのか大体悩み困り使うのを止める
空を走るならば<走>
空を舞うならば<舞>
そう概念<風>は無くても困らない
全てを含むが故に扱える者が限られる
扱える者は其れを親しんだ者のみ
理仁は右手に纏わせていたソレをナイフ形状にする
「風を光と融合させることで」
「風のロスを限りなく抑えている」
「光の硬さを損なう事を抑えて極限迄柔軟性を持たせている」
理仁はグラスを取り出し投げ言い念じる
「掴め」
右手で投げたグラスを光輝くソレを紐状にし掴む
其れはグラスを掴んだまま
右手に戻り理仁にグラスを渡す
「素晴らしい」
理仁は感嘆の言葉を漏らす
「素晴らしい」
武はアレ誰か知らない人が居るのかと
聞き覚えがあるようなと思う中
「武とセトナお疲れ」
ガウスは気付くと明るく労う
「はいギルマス有難う御座います」
セトナは明るく返事を返す
「有難うギルマス」
武は途惑い気味に返事を
「おうありがとな」
ガウスはご機嫌に笑い返す
ガウスの労いが一段落すると
バーテンダー姿の男が
気を見計らい声をかけてくる
「すまない」
「私は七光理仁」
「此のギルドの一員だ」
男は右手を掲げて
「此の使い方の発案者は」
武はようやく
「え!?ブラックさん」
「あっちのスタイルが良いかい」
目の前の男が憧れのヒーローだと武は気付く
画面でみるより何倍も素晴らしい愛嬌たっぷりの理仁に
「はい!!」
景気よく気勢良く返事
武の目の前で黒き光がそして
「ふっブッラクさん只今推参」
怪盗姿の理仁が現れ武は喜び直後
「ぐっ」
腹を小突かれ見ればにこっと笑っているが
目は冷たい眼光を湛えたセトナが
「武さんですよね」
「発案者」
「え!?」
聞いた武は驚く
「なんで驚く」
「武だろ俺との戦いで使ってたし」
「それとも誰かに教わったのか」
ガウスは笑い言う
「使ってました」
「使ってた」
ガウスの言葉に武は考え込み
「・・・・・・・」
解に至る
武にとってその解は途轍もない喜びと怖さを伴う解
「アレブラックさんの式の真似です」
考えた末に喋り出す心の赴くままに
「アレ出来るようになるの夢だったんです」
否定される恐怖に負けぬように
「似てましたか・・・・・」
そして武はブラックさんに抱擁を受ける
「有難う本当に有難う」
「生きてて良かったぁぁぁぁ」
そして盛大にお礼を言われ武は困る
ガウスは微笑み
心で理仁さんのファンだから
風に拘ったのかと黒風ドリル良く使ってたからなと
良く風を空気を固定化させ
振動せて莫大な熱量を生み出す式だと気付いたと称賛し
風が慣れ親しむほど見たんだろうなと
芽衣は新たな主人公の誕生を感じ
セトナはしょうがないなと見つめる
武は嵐を呼ぶのかはたまた・・・・・・
お読み頂き有難う御座います。




