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美丈夫は閃く

 

 「なんだろう」

「行ってらっしゃい」

「うん有難うセトナ」

ガウスに武は呼び出され


 夕食後ソファーに座りアイマスク型デバイスをつけ


 武はゲームにイン 

無知無学の待合室のカウンターには理仁の姿が

「理仁さんこんばんわ」

武はラフな姿で声をかける

「武君こんばんわ」

理仁はバーテンダー姿

「ギルマスは」

「道場に居るよ」

道場の入り口を見て理仁は伝える

「有難う御座います」

「じゃあまた」

武はお礼を述べ歩きだす

「武君また」

理仁は武を見つめ伝える

「朱雀君の隠密相変わらず素晴らしい」

「理仁さんにそう言われると」

「いやにやにやが止まりませんね」


 理仁の言葉に軍用防弾コートを身に纏う

いかつい男が陽気に返す


 加藤 朱雀

柊の弟で最近は自由の身に

「あれですよ」

「最近暇で」

「けど威風異端の警護もしたいし」

朱雀は手にグラスを持ち壁に背を付け喋る

中身の液体はほぼ無い

「まあ朱雀君クラスにバトルを挑む者少ないし」

「独り身のではね」

「コンビ相手は君の悪評だと」

理仁は朱雀を見つめつつ

「そうですよね」

ぐいっと残りの液体を飲み干し

「まあガウスさんからのお誘いで」

「ギルドに参加できたし」

「いやーあの人マジ尊敬」

朱雀は笑い

「まあ珍しいガウス尊敬派歓迎する朱雀君」

理仁も笑う


 ガウスは一人ただ立ち

力を巡らせ高め更に巡らせ

ただ莫大なエナジーを作り


 武は威圧され声をかけられず

フッと消えるさまを見た


 「ギルマスさっきのがゲームの限界ですか」

猛の問いに

「そうだな」

「ただもっと限界値は低くなるかもだし高くなるかもだ」

「仕様はどんどん変わる」

ガウスは答える

 

 武はギルマスやっぱり大した事ないと

セトナでアレバ一瞬で作り出せるのにと


 なら何故威圧されたんだろうと・・・・


 「武大切な話だ」

ガウスは驚くほどに強気で真剣な声色で

「はい」

武は直立不動に立ち

「セトナの衣装だが」

「露出は少なくしろ」

「は・い~?」

ガウスの発言に武は驚く

 

 ガウスはよろよろと武の右手を掴み

「出会った頃の気持ちを思い出せ武」

「俺に懇願したころのあの気持ちを」

真摯に武に伝える



 武は目を閉じ思う

確かにと衣装で悩み

重要な事を忘れていたと

 

 「ギルマス有難う御座います」

「そうだ」

「セトナは教師路線で行きます」

「後は俺か」

武はガウスにお礼を述べ一人喋る



 「あれセトナに習うの」

ガウスはぽつんと呟く

「うーん其れで行こうかと」

「教師と学生うーん」

武は悩むのが忙しく余り聞いて無い


 「ありゃりゃ」

ガウスは頭を掻き

「まいいや」

パンと手を叩き

「ギルマス?」

武はパンでキョトン

「ちょい待ち武」

ガウスは笑い伝える


 「朱雀此処に」

音も無く自分より大きい男の登場に武は

「朱雀我流の星!!」

「加藤朱雀ぅぅぅぅぅ♪」

朱雀の手を取り大喜び



 「・・・フッ」

朱雀はニヒルに笑い

「サインか?」

猛に尋ねる


 スッと色紙を取り出そうとし

「ゲームだから持ってない」

「一生の不覚」

武は悔し気に四つん這いになり地面を叩く



 ガウスは此の生き物たちはコントしてないと

生きていけないのかなと思いつつ


 「後で書いて貰え」

「良いだろ朱雀」

ガウスの言葉に

「勿論!」

朱雀はサムズアップと共に答える


 「ハッ今閃きが」

武はガバッと起き上がり

「朱雀さん其の御姿バトルで真似ても」

グルント朱雀に向き直り伝える


 「此のカッコ問題は無いと思うけど」

朱雀は悩みガウスを見つめる

「武コスプレをするつもりか」

ガウスの問いに


 「そうです」

「理仁さん的にセトナに振舞って貰い」

「いかついダメなカッコだけの弟子」

「此れだ此れが俺の求める!!!!!」

武は叫び燃える

「おお良かったな」

「ああ朱雀は好きにサンドバックの様に使え」

「丁度武の住んでいる同じ階に」

「住んでいて一室貸し切りで鍛錬室にしてある」

「な朱雀良いだろう」

ガウスの言葉に

「良いですよ」

ションボリ答える朱雀


 道場の隅にガウスは移動し

朱雀を手招き

「何です?」

朱雀は直立不動で目は虚ろに答える

「否か」

ガウスの問いに

「な訳ないです」

キッパリ目を輝かせ朱雀は伝える

「ただやっぱりダメキャラなんですね俺」

そして一瞬で目が虚ろに戻り

「まあ諦めろ」

「婚活に登録は」

ガウスの問いに

朱雀は顔を青くし頭をふり

ガウスに掌を見せ

「そんなことしたら」

「朱雀隊の皆を裏切る」

ガウスははぁーとため息後

「誰か付き合ってくれるのか」

「忙しいそうです皆」

ガウスは朱雀の答えに駄目だ放っておこうと


 「武よ問題は無いが」

「くれぐれも露出は控えめにな」

ガウスの言葉に


 「はい!」

武は威勢良くお返事

「ではまた」

「おうまた来い」


 武はログアウトし・・・・・

お読み頂き有難う御座います。

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