美丈夫は妻と愛し合う
夜のマンションの一室リビングで
「いただきます」
「いただきます」
武とセトナは起きて二人でテーブルにある
セトナの作った料理を食べる
ハンバーグにコンソメスープ
其れとサラダとごはん
二人は黙々と
武は美味しさに笑顔を終始浮かべ
セトナも笑顔を浮かべ
「いただきました」
「いただきました」
食べ終わり
「セトナとても美味しかった」
「有難う」
武は幸せの満面の笑みを浮かべ
セトナにお礼を伝える
セトナも満面の笑みを浮かべ
「どういたしまして」
「心からのお礼ありがとう武さん」
二人は微笑み合う
其の傍ら人形符が綺麗に食器を洗い片付ける
別の人形符は買い出しに出したり
クイーンサイズベッドを配置させてたりする
そう武さんは夜の情事を了承してくれたのだ
「武さん」
セトナは間を置き椅子に座ったまま尋ねる
「何者ですか?」
セトナの表情は真剣で声には気迫が籠っている
そんなセトナの問いに
「さあ」
武はのんびり口調で喋り
「うーん」
武は腕を組み悩む
「言わないと駄目」
「本当に嫌だしただ俺のツマラナイ昔話だよ」
「バトルがしたいのであれば」
武の問いに
セトナはきっぱりと答える
「俺は・・・・」
黒岩 武は生まれた時からビースト
化け物異形にして神に近き者そう呼ばれた
そうあの理仁様に近しい者と
此の世界はちぐはぐな造られた世界
其れが武の知る世界の知識
力ある者が召喚され化け物と戦い
何故か訪れた平穏の時
再び訪れるであろう激戦に向け
更なる力が求められた時
武は生まれた
そして武は何をしても許された
時の支配者理仁は彼に武に特権を与えた
「其れが天才と呼ばれた俺が呼ばれた時代」
「俺に勝てる者は殆ど居なかった」
「さぼっても関係なかった」
「そして10代の頃柊様とであった」
「はあなんだよ」
武はビーストであり
凶悪に口を開き凶悪な牙を魅せつけ喋るも
「見苦しい臭い」
「飼育されてない醜い豚ぁぁぁ」
黒髪の美しいロングの美少女
加藤 柊は武の前に現れ立ちふさがり
怯むことなくただ
武を素手でぼこぼこにし
「あはははいい気味」
柊は顔に手を当て嗤う
彼女は美しかった恐ろしい程に完璧に
俺は何も出来なかったそして
「ねえ次に会った時」
彼女は俺をボロボロの一糸纏わぬ姿の武を持ち上げにこやかに笑い
「まだ我欲捨てきれてないようなら殺してあげる♪」
「ケモノでない君に価値なんて無い」
今度は無表情に柊は事実を伝える
「其れらしく日陰で暮らしてるなら庇護してあげる」
そして聖母の表情で伝える
「我欲持ったままだと君が哀れだから」
「優しい柊は君を」
物理的な衝撃を伴い威圧し
「こ・ろ・し・て・あ・げ・る」
そして楽し気に笑い武を投げ捨てる
そして俺は人になり黒岩の家の洞窟に幽閉された
「何故」
セトナの問いに
「林を手に入れた柊様を恐れてらしいよ」
「すごい後に聞いた」
「当時の俺は黒岩に守られていると思ってた」
「俺はただ震え恐れ柊様を敬った」
「心で声でも叫んで許しを欲した」
「俺はそして多くの時を費やし」
「気が付いた幽閉された身では許しは届かない事に」
「俺は諦めた」
「そして俺は何故かお見合いし」
「結婚できた」
「当時はおかしさも何も感じなかった」
「なるほど」
セトナは話しながら柊様の庇護か呪詛の類か・・・
この<ヒガン>のツートっプの一人輝黒帝ならありえそうだと
「全て妻任せ」
「彼女はただ常にしょうがないなぁと」
「俺はただ居た」
「何か有れば彼女の後ろに逃げ」
「ただ自分のしたい事だけをしていた」
キチンと聞き出しておけばと
いやいやあれです終わりよければですねと
聞きながらセトナは思っている
そして武は話す
武を変えた別れた妻の行動を
別れた事後悔させないでね武
貴方のゲームを買った行動は嬉しかった
でも足りない全然足りない
もっともっと求めて武
私は愛嬌無双に入り気が付いたの真実の愛に
真実の愛が有れば分かるよね
私は求めるだからさようなら武
彼女は今までで見たことが無い
素晴らしい微笑みを愛嬌無双の服を着て浮かべ
離婚届けを叩きつけ俺の前から消えた
「そして俺は生まれて初めて絶望を知った」
「生まれて初めて庇護を失ったと思った」
「何も思い浮かばない」
「ただ終わりにしたいと」
「願い」
「高い所から飛び降りた」
武は淡々と喋り
「死ねなかったと」
セトナふぅーと安堵のため息を漏らし
「此の世界自殺出来ない様に仕組まれてますからね」
「そうらしいね」
武は頷き
「そしてメールが来た」
「俺は救われたと同時に気が付いた」
「彼女に後悔させる所だったと」
「俺は彼女の願いを叶えるため」
「己の我欲をもう一度取り戻すと決め」
「婚活サイトに登録した」
武は淡々と話し
「まだ良くわかってないけどね」
「セトナとはもっと一緒に居たいと思ってる」
最後に武は笑う
「私もです♪武さん」
とセトナは答えながら
思い違いであって欲しいのだけど
追っかけて欲しかったように
そして武さん
まだ情ある様に聞こえるのですが
「さ行こうセトナ」
武は笑い誘う
「あ♪はい武さん♪」
セトナは喜び溢れさせ武の傍え
そして二人は損な些細な
どうでも良い事を忘れて愛し合う・・・・・
お読み頂き有難う御座います。




