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美丈夫は其の貌に好い顔を浮かべる

 玄はにやりとバトル開始直前に豪快に笑う

何故と問われれば


 此れほど喜びで死ねぬ頼みは無いと玄と言う男は返すだろう


 武は通信で胸を借ります玄さんと伝えてきた

玄にとって感無量な喜びにして願い


 バトル前の通信が此れとか

実にワシ好みの漢じゃ


 と玄が喜びに沸く中

 

 「バ・・・・」

武は紫苑の開始の合図を聞きながら

「玲瓏輝煌」

純エナジーをお金を概念に注ぎ込む

「ス・・・・・」

其の言葉と共に


 武は光に包まる

概念<知>を深く広く際限など無いと高める

そして概念<玲瓏輝煌>を制御し

先ずは<知>を高め過ぎた

代償の負担を軽減させ

次いで全身に張り巡らせる

外だけでなく内も体内にも張る

最後にマスクで顔を隠し

装甲と装飾を・・・・


 「バトル・・・・」

紫苑は横目に武を見て思う

速いの秒もかからずでか


 「・・・・スタート」

そしてバトルが始まる


 「・・・タンバイ」

バトル開始と武は

「ゴー」

飛び出す


 「ゴー」

玄は武を見て

理仁を思い浮かべた

 

 玄はどんな理屈じゃろと

見た目は朱の鎧を輝かせ粋な傾奇者


 其れが地を滑り飛んできている

解るのはただ


 「此れだから素晴らしいだから死んでおれん」

この上もない喜びが来ているという事実だけ


 玄は駆けだす当然だ

待って等いられないワクワクと駆けだし飛ぶ


 「来る」

気付けば玄は目の前

「ああ来たぞ」

玄は言いながらドロップキック

武は玲瓏輝煌で作り出した機構を使い

装甲の一部から勢いよく風を放出し

「ぬ」

受け足を掴み投げる

「セイ」


 そして武は背中から放出し純エナジー注ぎ込み駆ける

朱の鎧身に着けてただ下がる訳にはいかない

ただ突き進むのみ


 「くくく」

玄は笑う

素晴らしき判断と制御と

「ぬ!!!」

何かに玄は気付き虚空を叩く

「チィ」

バンと音をたて吹き飛ぶ

「戦い方は九牙ガウス似か」

「見えぬ鞭」

「その割に真正面から」

「ようにて似ておる」

玄は深く嬉しそうに


 直後ドーンと爆音と衝撃が起きる

武はと玄は拳をぶつけあった結果だ

「おおおおおお」

武は唸り

「ふふふあははははは」

玄は笑う

其のまま二人は押し合う

バチバチと稲光が走り

凄まじい風圧が周囲に走る


 武は押し切れないと判断

前に滑る様に玄から遠ざかる


 悔しさを顔に滲ませながら

其の表情は玄にも観客にも見えない


 当然だ其の為に武はマスクをつけた

表情を読まれないために勝つために着けた



 「・・・・・なんと言う戦い」

「児戯でありながら何と興味深い戦い」

「此れは何と表現すれば」

怜奈はただただバトルの熱気に飲まれ譫言を述べる


 ガウスも熱気に飲まれ喋る

「見事だ武」

「知体技」

「唯一優れたる知で純エナジーで」

「体技を補う」

「君には驚かされる」

「理仁さんの教えを考えを見事に」

「いやそれを凌駕するとはね」

そしてはぁーとしてから

「碌に聞いて無いと思ってたんだけどなぁー」

そして頭をかく


 理仁はただ驚く

「概念に純エナジーを注ぎ込み」

「己を補う何という発想」

瑠璃は茫然とし

「誰あれの師」

「理仁まさかアンタあんたなのぉぉぉ」

次いで激高理仁の首を掴み揺さぶり尋ねる

「・・・・強いてあげるなら」

理仁は考え

「・・・たぶんガウス君」

ガウスに押し付ける

「彼カレありえるわ」

「何であんなに突飛で面妖な」

「後で文句言ってやる」

瑠璃は理仁の回答に納得し落ち着く



 既に似たように何度も交差しぶつかり合い


 武のみ消耗している

「はぁはぁ駄目だけど・・・」

バトルでは仮想のヒットポイントで割り振られていて

「ははは楽しい」

不意を付ければ勝てる仕様


 最初は勝ちたくて不意を狙ってた

だがいつしか悔しさと共に楽しくなっていた


 「フラフラだ」

武は限界を感じる

元々風に備わっていた

心地良さ癒しの風の能力で負担を和らげてきた

其れが限界を迎える

「立ってられないだろうな」

玲瓏輝煌解除と共に意識を失うだろと武は思い


 「行きます」

ただ待ってくれている玄に伝える

「応!受け止めてやる」


 武はマスクを外し笑う


 玄は深く豪快に笑う


 「おおおおおおおお」 

出来得る限りの純エナジーを注ぎ込み


 武は叫び駆ける右手を前に掲げたまま


 玄は輝く朱の威風を己が胸で受け止める

「嬉しすぎて死んねんわー」



 そして和庭園に紫苑の言葉が響く

「ドロー」

「勝者無し」


 「全く二人していい顔で寝ておるわ」

「なあ」

紫苑は

武を抱きしめるセトナを見つ問う

「ええ」

セトナは武を抱いたまま頷く

 

 終わりと同時に駆け寄り抱きしめたるセトナ


 其れは物理を越えたソレ・・・・・・



お読み頂き有難う御座います。

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