美丈夫は傾奇立ちする
<ヒガン>と呼ばれる此の世界の通貨は
純エナジーと呼ばれる力の結晶体
ソレ単品では何もできないが
ようは使い様である
使える物であり普通はもったいなくて使えないけど
和庭園の石畳で武と玄は対峙している
間に紫苑が立ち
「ちょい待て」
「観戦希望者が思うたより多いの」
紫苑の発言に
「其れは当然此の俺武と」
武はゆっくりと大声で不遜に
あい分かったと
「此の生きる伝説の玄の勝負」
玄もにやりと合わせる
「「盛り上がるは必然」」
通信でタイミングを合わせ
息ぴったりの二人に
あああ素晴らしいわぁ~
最高送り出した私素晴らしすぎー
と観戦席で悶えるセトナ
「・・・・・・・・」
しかし此れ何処の者じゃ
林の至高クラスのイケイケヤローじゃなと紫苑は考え
はぁ目に付いて誘ってみれば
アレだ何処の大型新人じゃこれ
見たことないし何処かでアレだ
大切に育てられているやつじゃろ
良いのかのぉーいやぁーバトル楽しみじゃ
困惑とそれ以上にわくわくな玄
「なにしてんの武」
ガウスは普通の浴衣姿で
「飲みまくりジャン」
驚き喋る
「ホントに一度もバトル参加してないの」
「マジで俺探りの自信無くなって来た」
観戦席の最前列で椅子に座り天を仰ぐ
「此れはいろいろな意味で興味深い」
隣で座るガウスの妻の一人怜奈
其の容姿は黒髪オカッパ頭で
恐ろしい程美しい美女
黒の浴衣姿で凄まじく艶やかである
「ふむ」
理仁は武の事を玄に伝えた事を後悔している
「へえー流石父さんもう篭絡させたんだ」
理仁は観戦席で一番高い席で観戦
隣には妻瑠璃が
理仁の妻にしては若々しく美しい美女
二人は和服着用
「いささか無茶が過ぎる」
理仁は顎に手を付け強く言い切る
「あ!」
瑠璃は叫び
「何かな瑠璃」
理仁は尋ねる
「父さん気付いて無かったみたいね」
瑠璃は玄に事の仔細を通信で聞き理仁に伝える
「・・・・・彼が進んであのカッコを選んだと」
瑠璃の言葉を聞き理仁はしみじみと呟く
顔には深い感動が浮かんでいる
「素晴らしい此の短期間で」
「見違える風采の良さを魅せつけるとは」
「さすたけな」
「凄い喜び様ね」
瑠璃は尋常でない理仁の喜びに驚く
様々な人がワクワク見守る中
武は素顔で威風堂々と傾奇立つ・・・・
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