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美丈夫妻を娶る

 その男は威風溢れ背は高く

身も引き締まり顔もキリッとした

見た目美丈夫な男であり見た目20代前半


 名は黒岩 武 年齢不詳

妻に捨てられ新たな妻を求めるさすらい人である

黒髪短髪黒い瞳であり

普通の白のシャツに紺のズボンを着て


 興味津々にある物を座っていじくっている


 婚活サイトに既に登録済みであり

連絡待ちである・・・・


 現在あるゲームの為に<威風異端>に在住中である

「此れが強く成れると話題のVMMORPGキット」

其れはアイマスク寝ても違和感があまり感じない作り

「・・・・ただのアイマスクにしてはゴツイが」

「樹脂製で内部は」

「ふむ着け心地は良さそうだが」

 武は様々な角度から其れを見回し

「着けるか」

その時部屋のチャイムが鳴らされ

「今行きます」

武は立ち上がりドアへと向かう


 ドアを開けると

「初めまして」

「ヤラレ・セトナと言います」

艶やかな金髪美女が

「私の夫に私を妻に」

「お願いします」

一気に捲し立て頭を下げる

「俺は黒岩 武」

「此れからよろしくセトナ」

武の言葉と共に

光る板が武とセトナの前に出現

「了承と」

「え?!」

セトナと名乗る美女は白のワンピ-スを着ている

そして青い瞳を丸くし驚いている

「大丈夫?セトネ」

「すいません此れどうすれば」

「此れを」

セトナの手をさっと武は掴み

「押せば良い」

手をボタンの傍まで運ぶ

「有難う御座います」

セトナが押すとピッと電子音がなり

「性は如何為さいますか」

光る板の内容が消え

音声が流れる

「セトナどうする」

武は微笑み尋ねる

「ええと?」

セトナは戸惑う

「黒岩にするそれともヤラレ?」

「別で良いのですか?」

「勿論」

武は微笑み伝える


 セトナは悩み始めたので

武は部屋に招き入れる

武が住んでいるのはマンションであり


 自宅の部屋は4LDKの大きいお部屋である



 武はリビングに案内し

「適当にくつろいで」

「はい有難う御座います」

答えセトネは綺麗に磨かれた床の部屋を見渡す



 リビングは何もない

ただ木のフローリングと白い壁

其れと綺麗なキッチン


 いやぽつんと樹脂製アイマスクが置かれている


 「此れは」

セトナは言いながら歩きより手に取りしげしげと見つる

「ゲーム機だよ」

武はセトナの後ろに立ち答え誘う

「そうだ一緒に遊ぼう」

「ええと」

「後で性は後で決めれば?」

「もう一つあるのですか?」

「はい」

虚空からストレージからアイマスクを取り出し

セトナに渡す

「準備が良いですね」

「私が来ることを?」

セトナは受け取りながら

「うーん」

「正直になるか」

「別れた妻の為の物なんだよね」

「つい一日前にさ」

武は観念し告白する

何処かこうゆるっとなり

「ああそうでしたね」

セトナは気にしないふうで喋り

「・・・・・・」

セトネははっとした表情で固まり無言に

「・・・・・・・」

武も無言になり・・・・



 武はセトナのそうでしたねに引っかかりを覚え考える

セトナは俺を知っている

もしかして知らない振りをなら

「お互い良い関係を築けそうだね」

武はそう結論付け伝え微笑む

「はい♪」

セトナは嬉しそうに顔に笑顔を咲かせ頷く


 二人はセトナは黒岩になり

ゲームを始める・・・・・・

お読み頂き有難う御座います。

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