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感想で最後のステータスが1Lvしか上がってなかったことを教えてもらったので訂正しました。
感想が貰えると、みんな読んでくれてるんだって気持ちになって何故か涙目になり友達に熱く語ってしまい「キモイ」と言われた今日この頃……。
皆!これからもよろしくな!
〈まあ、こんな感じだな。
こうやってアイテムは手に入る。
じゃあ、サンタだったっけ?
お前、次やってみろ。〉
先生はバカなのか?
授業を受けに来た生徒がなんでドラゴンと戦わないといかんのだ。
いや、ドラゴンが相手じゃないかもしれないな。
うん、そうだよ!
ドラゴンが相手なわけないじゃないか!
というわけで受けよう!
「受けm〈コラァ!紅葉!〉……へ?」
なんかまた来た。
人のセリフ遮りやがってこんにゃろー。
扉も、壁も、天井も無くなった(そのうち扉と壁は先生がやった。天井もドラゴンを呼んだのは先生なので間接的に先生が壊してる)この教室に入ってきたのは……ハゲだった。
〈おい。お前今失礼なこと考えてなかったか?〉
とハゲが言うと、
〈お前が自意識過剰すぎるだけだ、ハゲ。〉
と先生が言う。
この人達マジでなんなんだ……。
ハゲと先生がぎゃあぎゃあ言っている。
ハゲはなんと言うかオヤジだな。
身長は170センチくらいで、ギルドの紋章のようなものが刺繍されたスーツを身につけている。
ハゲた頭に、右眼に眼帯を着けている。
目の色は、深い蒼。
………お父さんと反抗期の娘のように見える。
〈紅葉!大体お前な!親になんて態度取ってんだ!少しは敬え!〉
〈誰が敬うか、ハゲ親父!というか今授業中だからどっか行ってろ!〉
〈なに?〉
ホントに親子だったのかよ!?
というか先生の名前紅葉だったのかよ!
ファンタジックな名前はなかったのか!?
そんなこと思ってるとハゲがこっちを見た。
そして近づいてくる。
〈すまない、自己紹介が遅れた。
オレの名前は蒼羽という。
紅葉の父親で、ギルドマスターをやっている。
よろしくな。〉
「あ、よろしくお願いします。」
ペコリと一礼。
まさかのギルマスでした。
ここで1つの疑問が出てきた。
なんでギルマスの娘である先生がここで働いてるんだ?
それを聞くと先生がため息をついた。
おい、結構深いため息じゃないか。
〈あたしは元々冒険者したかっただけなんだが、急に冒険者志望の奴が多くなったもんだからギルドの召集がかかって、泣く泣く授業やってるんだよ。〉
〈お前それギルマスの前で言うなよ。〉
〈知らねえよ、ハゲ。〉
この2人実は仲いいだろ。
〈んで?なんで来たんだよ。〉
〈そうだよ!お前しか居ないだろうってことで急いで叱りに来たんだよ!〉
〈だからなんでだよ……。〉
〈この街じゃお前しか『ドラゴンの呼び笛』なんて持ってないだろうが!〉
………そうなの?
〈モンスターを倒した時のアイテムの残り方とかを教えてたんだよ!〉
〈別にドラゴンじゃなくてもいいだろうが!〉
〈あたしは『ドラゴンの呼び笛』しか持ってないんだよ!〉
………そうなの?
危ねぇぇぇぇぇ!もう少しでドラゴンの相手するとこだった。
〈あ、ついでにサンタ。お前用のドラゴンもう呼んでるから。〉
「なんで!?」
〈いや、受けるって言ったろ?〉
終わったぁぁぁ!
なんてこったぁぁぁ!
そして下り立つドラゴンさん。
〈ちょっと待て待て!?紅葉!?お前ルーキーにドラゴン当てんなよ!〉
〈黙ってろハゲ。サンタならドラゴンをどうにか出来る。そう思ったからやってるんだろ?〉
ええい!ままよ!
「『封印』!」
手っ取り早く行く!
素材取れないけど!
〈やはりな。〉
〈ほぉ?〉
ドラゴンは『封印』を喰らうと跡形もなく消え去った。
これでドラゴンの力が少し使えるって感じか。
………あ!
識別するの忘れた!
《【封印】のスキルレベルが上がりました》
《プレイヤーの種族レベルが上がりました》
《プレイヤーのレベルが上がりました》
《プレイヤーの種族レベルが上がりました》
《プレイヤーのレベルが上がりました》
《スキルポイントを手に入れました》
《ステータスポイントを手に入れました》
《任意のステータスにポイントを振ってください》
レベルが2つも上がった。
これで経験値が10分の1らしい。
どんだけ格上なんだか。
ドラゴンもだけどそれを一撃で倒す先生も。
よく分からんな。
まあ、いいや。
既に上がっていたのはSTRとVITだった。
任意は前と同じようにAGIにするか。
なんか切りの悪い数字になるからDEXにも1ポイント振るか。
名前:サンタ
種族:人間Lv2→4
職業:封印術士
Lv:4
STR:10→11
VIT:8→9
DEX:11→12
AGI:11→12
INT:12
MND:8
LUK:10
スキル:【封印Lv1→2】【鑑定Lv1】
【識別Lv2】【火魔法Lv2】
【水魔法Lv2】【光魔法Lv2】
【本術Lv2】【杖術Lv1】
【錬金術Lv1】【回避Lv2】
少しだけ前の話を訂正しました。