表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
VRMMOで『封印術士』始めてみました!  作者: 自信だけはある白豚
二日目
8/89

本日2話目〜

〈まず始めに体の動きに支障はないか?〉

「問題ないですね。」


体感型VRMMOだから、五感全てが現実と同じようになっている。

唯一違うのは、スタミナくらいかな?

俺はスタミナがないんだよ、現実では。

でもゲーム内(ここ)ではあるんだよ、スタミナ。


〈じゃあこれは省略だな。魔法はどうだ?〉

「それは教えて欲しいです、幼女(先生)。」

〈あいよ!魔法は、魔力(MP)を元に色々な属性を扱うことができるものだ。簡単に言うとだけどな!

魔法は使い続けることで、成長する。

そのうちいい事があるから、魔法が使えるならできるだけ使うことをオススメするぜ?〉


一気に言ったな。

つまり、使い続けろ……と。

よし、できるだけMPは温存しない形で。


〈これで、魔法の授業は終わりな。

次は戦闘の授業だな。まあ、戦闘訓練なんてしないから簡単だろ。〉


逆に戦闘訓練するのか、この世界は。

怖いわ。


〈まあ、街の外には多種多様なモンスターが居る。これは、分かるだろ?〉


頷く。


〈んで、それを倒し続けると強くなるんだわ。〉

幼女(先生)、ざっくりしすぎです。」

〈まあ、最後まで聞け。とりあえず倒すと言われてもよく分かんないだろ?

この世界のモンスター達は倒すと、殆ど光の粒子となって無くなっていく。そしてどこかでまた出てくる。これを繰り返すんだよ。〉

「殆ど?」

〈ああ、殆どだ。光の粒子は、集まって何かしらの素材になったりもする。これを、ドロップアイテムと呼ぶ奴もいる。〉


俺の持ってる(プレーンドック)の毛皮と同じ感じか。


幼女(先生)、質問です。ドロップアイテムはどうやったら取れやすくなりますか?」

〈フッ、よくぞ聞いた!方法は2つだ。

1つ、大量に狩る。2つ、【解体】のスキルを手に入れる。〉


2つ目はそういうスキルがあるんだーってくらいで覚えとくか。

だが、1つ目お前はダメだ。

おかしいだろ?取れやすくなってないだろ。

数の分だけ疲労するわ。


「と、とりあえずありがとうございます。」

〈ん?なんか反応が悪いが、まあいいか。まあ、聞くより見た方が早いよな。百聞は一見にしかずとか言うしな。〉


そう言って幼女(先生)は、どこかから取り出したアイテムらしき笛を吹いた。


幼女(先生)、それなんですか?」

〈ん?モンスター呼び寄せる笛。〉


なんてこった……。


「なんてもん使ってるんですか!?」

〈いや、呼んだの1匹だけだから大丈夫だ。それにあたしが戦うからな。〉

「安心できる……のか?」


しばらくすると大きな足音が聞こえてきた。

あと、軽く地震みたいなものも起きてた。

やっぱり安心出来ねえ。


「本当に大丈夫なんですか?」

〈大丈夫じゃなきゃ呼ばねえだろ。〉


現れたのは、ドラゴンでした。

おかしいだろ!?


〈じゃあ見とけよ?さっき説明した通りになるからな?〉


そう言って幼女(先生)は、歩いていく。

その見た目で何を言うのか……。

近づく幼女(先生)に、容赦なく振り下ろされるドラゴンの前足。


〈セイッ!〉


それを避けると、振り下ろされたばかりの前足に蹴りを加える。

するとドラゴンは吹っ飛び、光の粒子となって消えてった。


「はあぁぁぁぁぁ!?」


光の粒子は再度集まり、1つのアイテムとなった。

というか、化け物(先生)………。

教室の壁、ぶっ壊してますよ?

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
cont_access.php?citi_cont_id=426363588&s
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ