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ほぼ寝ぼけ眼で書いたため、若干おかしいかもしれない。
後悔はしている、反省はたぶんしない。
俺は、高いステータスに任せて大地を思いきり蹴る。
すると、なかなかの速度で移動ができた。
代わりに方向転換があまり上手くいきそうにない。
それほどまでに、速く景色が変わっていって……ジャイアントビーばかりであまり変わっていないけど、とりあえずめちゃめちゃ速いということだけは確かだ。
今なら100メートル走を7秒台で走れる自信がある。
ボ〇トもビックリな速さだ。
え?もう速いのはどうでもいいって?うん、俺もそう思う。
まあ、そんなわけで方向転換ができない。
「ゲームスキルとプレイヤースキルの2つでなんとかするしかない…かな?」
俺はとりあえずの方針を決めると、大地を蹴ってできるだけ速度を落とさずに、目の前にジャイアントビーが立ちはだかったなら、勢いそのままにアクロバティックな動きで一刀両断、もしくは一蹴する。
フィールドのモンスターよりHPは低いのか、大抵は一発で仕留めきれる。
その代わりに、数が多い。
「攻めきれない……!」
勢いをのせたまま『黒猪刀』で縦に斬ると、その勢いで前宙する。
そのときに後ろを見せてしまう場面があるので、それは尻尾で叩きつけたり弾き飛ばしたりして対処する。
さらに前宙の勢いを踏みつける足に使い、大地を蹴ることでもっと速く移動する。
少しずつ違った行動はしていたものの、ほとんどこんな感じで一連の流れをやっている内に、どんどん速くなりそろそろジャイアントビーも追いつかないような速さになってきた。
それに、そろそろジャイアントビークイーンのいるところに着く。
「やっと……刃が届く!」
やっと目の前にジャイアントビークイーンがきた。
ここまで10分ほどだ。
前回の半分ほどで着いたな。
あと20分は『解印』できる時間がある。
油断はできないけど、いい勝負ができていると思う。
というかそうじゃなきゃ泣くぞ。
勢いをのせて斜め右上から『黒猪刀』で斬り、半回転。
片手を地面につけて、尻尾で下から上へと、ジャイアントビークイーンをかち挙げる。
ちなみに現実や『解印』前のステータスの俺では、片手で逆立ちなんてできない。
ゲームだからこそ、できる動きだ。
「おっと…。」
まだ、ジャイアントビークイーンが倒れてなかったな。
かち挙げたら、尻尾で上手くバランスをとりながら両手をついて勢いをつけて飛び上がる。
尻尾を、ジャイアントビークイーンの脚の一つに巻きつける。
そのままそこを軸に体を回転させて、アイテムボックスから取り出した『白竜刀』を、首っぽいところに一閃。
サブウェポンを『魔法のサンタ袋』から、『白竜刀』に変えてからなので、しっかりと反映されているため一閃した瞬間にHPを大幅に削る。
ジャイアントビークイーンのHP、残り3割。『解印』残り時間、18分。
くっ!戦闘が終わらないだと!?
この回でジャイアントビークイーンを殺すつもりだったのに!




