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VRMMOで『封印術士』始めてみました!  作者: 自信だけはある白豚
二日目
6/89

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周りを見ると、他のプレイヤーが少なく感じる。

まあ昨日に比べたら、だけどな。


多分プレイヤーの多くは、草原に行っているのだろう。

ほら今もプレイヤーが1人、街の外へと行ったぞ。


さて、今日はどうするかな?

選択肢は2つ。


ギルドに行くか、狩りに行くか。


……ギルドに行ってから狩りに行けば迷わずに済むだろ…。

俺ってば何悩んでたんだ?

悩む必要ないだろ。


というかギルドに行く必要がないな、そう言えば。


いや!待て待て待て!

チュートリアルくらいは受けとくべきだろ?

うん、そうだ。そうに違いない。

受けといて損は無いはず……。


無駄に悩んだ末、俺はギルドに行くことに決めた。

悩んでる時間が勿体なく感じたから、何となくで決めた。


行ってみるとそこにはthe・ギルドって感じの建物がある。

まあ、ギルドなんだから当たり前だよな。

というか昨日見たから知ってるわ。


ギルドに入るため扉を開けると、プレイヤーを示す緑のマーカーが少しだけあったがそれを上回る黄色のマーカーの数々が見えた。

そっと扉を閉じる。


NPC多くね?

いや、知ってたけど。


1度深呼吸をして、もう1度ギルドの扉を開ける。


まあ、なんというか普通。

普通じゃないのはNPCの数だけのようだ。


俺は、受付のような場所へと向かう。

なんか、みんなこっちの事気にしてないか?


いや、気のせいだな。

俺ってば自意識過剰だな。

そんなことを考えていると、受付をしているだろうNPCであろう女性の前に着いた。


「すみません。」

〈?ギルドのご利用は初めてですか?〉

「はい、今日はチュートリアルを受けに来たんですけど……。」

〈それでは少々お待ちください。〉


そう言って女性は、奥へ何かを取りに行った。

受け答えが、ちゃんと出来てるな。

さすがVRMMO。

NPCに成長型のAIでも搭載してんのかね?

話し方も滑らかだったから、少しビックリしたわ。


数分すると、女性が2枚の紙とペンを持って戻ってきた。


〈お待たせしました。初めてご利用の方は、全員ギルドに登録する決まりでして……。〉

「あ、でしたら登録します。」

〈それではこちらの書類に名前、職業(ジョブ)、年齢を記入してください。〉


そう言われて書類を渡された。

……年齢はリアルのものでいいのか?

まあ、ダメなら何か言われるだろう。


えーと?

名前は、サンタ。

職業(ジョブ)は、封印術士。

年齢は、28歳だな。


………こう、改めて年齢を確認すると実感してしまう。

俺、あと少しで魔法使いになっちまうのか……。

べ、別に泣いてなんかないからな!(グスンッ)


書き終えた書類を、女性に渡す。


〈はい!サンタさんですね。登録が完了しました。

……こちらがチュートリアルクエストの詳細が書かれた書類です。〉


そう言って、先ほど持ってきたもう1つの紙を見せてくれた。



【クエスト】ASWの遊び方(チュートリアル)


クリア条件:全てのチュートリアルを達成する。

クリア報酬:

『駆け出し冒険者の手引き(ヘルプ)

『初心者のレザーヘルム』

『初心者のレザートップス』

『初心者のレザーボトムス』

『初心者のレザーブーツ』

詳細:ギルドから派遣される指導者から、ASWのチュートリアルを受けてください。

しっかりとチュートリアルを受けることで、もっとこのASWの世界を楽しみましょう!

依頼主:ASW開発局



こんなことが書かれてました。

依頼主が、開発局なのはいいのか?

せめて、ギルドマスターとかにしとけばよくないか?


……やっぱり、ここの運営はよく分からん。


〈このように、クエストは紙に書かれています。

クエストを受ける時は、ギルドの入り口右手側にある『クエストボード』から受けたいクエストについて書かれた紙を受付に持ってきてください。〉

「……分かりました。」


こうして俺は、チュートリアルクエストを受けたのだった。

次回はいつになるだろうな。

そうだな、再来週にはもう一個行けるかな?

まあ、期待せずに待っててくれや。

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