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VRMMOで『封印術士』始めてみました!  作者: 自信だけはある白豚
七日目
57/89

55

グダグダすぎる……。

え?元から?

はい、そうですね。

「そういえば、合金に流し込んだって比率はどうなってんだ?」

「銀が3、鉄が6、牙が1じゃな。」

「刀の方もか?」

「いや、刀は鉄が6、爪が4じゃな。」


なんで短刀には銀を入れたんだ。

銀とかまだ高いだろうに。


「この前魔法銀や鋼鉄が発見されたからの。皆そっちに夢中で安くなっとったわい。」

「そ、そうか。」


思考を読むのが上手いのか、俺がずっと顔や声に出しているのか。

どっちでも嫌です、はい。


「それより早く効果を見らんか。」

「そうは言うけど昨日【鑑定】のスキルが2になったばかりなんだから、ほとんど見えないんだよ!」

「……お主、街で積極的に【鑑定】使っとるのか?」

「昨日は使った。」

「もっと使わんか!?ちょっと待っとれ!」


そう言って、店の奥に消えていくカジン。

うーん、とりあえず言われた通りに【鑑定】。


【武器】無銘␣カテゴリ:短刀

STR+30␣DEX+5

巨大猪(ジャイアントボア)の小さな牙を溶かして、合金にしたインゴットを使って作った短刀。

銀が含まれているので、他の金属武器より魔力効率がいい。


おおー!

【鑑定】スキルのレベルが上がったからか、少し分かるようになっている!

後でサンタ服と袋も【鑑定】し直しておこう。

そして、短刀に銀が使われていた理由が判明。

これは素直に有難いな。

さてさて、刀の方は?


【武器】無銘␣カテゴリ:刀

STR+35␣DEX+10

竜王(ドラゴンキング)の小さな爪を溶かして、合金にしたインゴットを使って作った刀。


《【鑑定】のスキルレベルが上がりました。》


【鑑定】のレベルアップが早い!?

どんな経験値の塊だよ、この刀!


「待たせたの。」

「いや、【鑑定】してたから大丈夫だ。」

「ほとんど見えんと言ったのはお主じゃろうに……。」

「【鑑定】のスキルレベル上がったし、結果オーライじゃね?」

「そ、そうか。それよりこの石を手に取って【鑑定】してみるんじゃ。」


そう言ってカジンがこちらに差し出してきたのは、こぶし1つ分くらいの大きさの石だ。

ふむ、【鑑定】。


【魔道具】鑑定石Lv5␣レア度2

所持している【鑑定】のスキルが5未満の場合、【鑑定】のスキルレベルを5にする。

※このアイテムを手に持っている場合のみ、効果を発揮する。


また知らないものが出てきた……。


「これなに?」

「鑑定石じゃ。結構有名じゃぞ?」

「掲示板に載ってたか?」

「あぁ、生産職の掲示板にはよく載っとるぞ。」


生産板か…、たしかにそこは見てないな。

ちょっと見てみると、確かにあった。

まあ、それはともかくとして。

使ってみるか、これ。

手に取って、【鑑定】をもう一度使う。


【武器】無銘␣カテゴリ:短刀

STR+30␣DEX+5

魔力効率65%␣【】(スキルスロット)

巨大猪(ジャイアントボア)の小さな牙を溶かして、合金にしたインゴットを使って作った短刀。

銀が含まれているので、他の金属武器より魔力効率がいい。

柄に宝石類を嵌める場所があり、宝石類によってスキルが付く。


「やっぱり見えてないことがあったか…。」

「刀も同様の効果じゃ。」

「ちなみに魔力効率の基準は?」

「基準は木製武器が95%、金属武器が30%くらいじゃ。」


魔力効率いいな、短刀。


「それで金は払ってもらったが、銘はなんにするんじゃ?」

「そういえばどっちも、無銘だったな。なんでだ?」

「せっかくのオーダーメイドじゃぞ?自分で決めるのがよかろうて。」

「ふむ、一理あるな。」


と言っても名付けはあまり上手くないんだがな。

どんな印象だったかで決めるか?


「そういえばこの鞘はどうしたんだ?」

「ん?それか?それもわしが作った。色はなんとなくじゃ。」


なんとなくでいいのか、なんとなくで…。

それなら……。


「黒い鞘の方を『黒猪刀(こくいとう)』、白い鞘の方を『白竜刀(はくりゅうとう)』だな。」

「まあ、ネーミングセンス悪いと言いよる割にはいいんじゃないかの?」


まあ、こういう経緯で俺は武器を手に入れるに至った。

ちなみにサンタ服を【鑑定】し直した結果。

出す場所ないんで、ここに出しとこう。


【頭防具】封印のサンタ帽 カテゴリ:服防具

【封印】の力を最大限発揮させるサンタ帽。

『解印』の時に形状が変化する。


【体防具】封印のサンタ服(上) カテゴリ:服防具

MP+500 VIT+30 MND+25

【形状変化】【MP自動回復】

【封印】の力を最大限発揮させるサンタ服。

『解印』の時に形状が変化する。

魔力の回復を手伝う。


【体防具】封印のサンタ服(下) カテゴリ:服防具

HP+500 VIT+30 MND+15

【形状変化】 【HP自動回復】

【封印】の力を最大限発揮させるサンタ服。

『解印』の時に形状が変化する。

体力の回復を手伝う。


【足防具】封印のサンタ靴 カテゴリ:服防具

VIT+25 MND+10

【形状変化】 【地形効果軽減】

【封印】の力を最大限発揮させるサンタ靴。

『解印』の時に形状が変化する。

地形からのあらゆる効果を軽減する。


【武器】魔法のサンタ袋 カテゴリ:杖

INT+30 LUK+5

プレゼント箱が何個も入る魔法の袋。

一応武器のカテゴリは、杖となっている。

常時、プレゼント箱を生成する。


【武器】魔法のサンタのプレゼント(空) カテゴリ:杖

【魔法収納】【偽装】

魔法のサンタ袋に入っている、空のプレゼント箱。

魔法のサンタ袋で自動生成される。

プレゼント箱に魔法を入れると、MPを消費せずに魔法が使える。

魔法の威力は、入れた時の威力である。

相手からはただのプレゼントに見える。


※【鑑定Lv3】で【鑑定】


そして不定期更新へと戻る。

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