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VRMMOで『封印術士』始めてみました!  作者: 自信だけはある白豚
七日目
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54

いつもの文章力低下からの不定期更新。

今日中にもう1話……いや、無理か?

ちょっと頑張ってみようか。

ログインしました!

結局現実で不貞寝したせいで、昨日はプレゼントを作ることが出来なかった。

いや、自業自得だしほかは何も悪くないんだけどさ…。

ほら、昨日は色々あったから……。


まあ、それはともかく。

今日は『カジンの鍛冶屋』で武器を受け取って、その後……その後…?

ヤバい、何も予定考えてなかった!?

………後で考えようか。

その前に、だ。


「ルドルフ、おはよう。」

ぴょんぴょん!

「ぐふっ!と、とりあえず降りてくれるか?」

コクリ。


以上が俺とルドルフの会話(?)である。

うん、鳴かないけど身振り素振りで会話できる辺り、しっかりと理解しているみたいだな。

これは【テイム】を持っているから理解しているのか、俺が主人だから理解しているのか。

もしくは、人間の言葉なら理解出来るのか。

一体どれなんだろうか?

まあ、どっかで聞けばいいよな。


ちなみに上の会話だが、ルドルフが俺の腹の上で寝ていたがための内容である。

まあ、そんな状況になったのはベッドの上で寝てログアウトしたから、ログインもベッドの上になったからなんだがな!

……ぴょんぴょんと跳んで返事をするのは可愛いが、腹の上なので凄く痛い。

とりあえず起きるか。


「ルドルフ、今日は『カジンの鍛冶屋』って所に行くからなー?」

ぴょんぴょん!

「まじで鳴けないのか…?」

「ブォッ」

「鳴けるんかい!?」


しかも思ってたのと違う!?

高校の時「トナカイって『ワンワン』って鳴くんだぜ、ヘッヘッヘッ。」って大声で言ってたヤツいたけど、嘘だったのかよ!?

確かに周りの奴らは「嘘つけ(笑)」とか、「アホか!それじゃ犬だろうが!?」とか言ってたけど。

あ、俺はその時遠巻きに見ながら一人で弁当食ってました、はい。

まあ、それはどうでも良くて。


「とりあえず『カジンの鍛冶屋』に行くか…。」

コクコク。

「鳴かないのな…。」


ちょっと疲れつつも、『カジンの鍛冶屋』に行くために宿の外に出た。

あ、昨日宿代払うの忘れてたんで出る前に払いました。

今日もどうせ泊まるんで先に払って、出発!


少し経って、現在『カジンの鍛冶屋』前に来ております、はい。

ルドルフは、歩けるようになっている上に体力が凄まじい。

昨日まで歩けなかったはずなのに、ここまでしっかり歩いてついてきている。

いや、宿の部屋で既に歩いてたけど。

元が草食動物だから、歩けるようになるのが早い?

うーん。


「単純にゲームだから、もしくはモンスターだからですまんのか、お主は。」

「いや、人の思考を読み取って返事すんなよ、じじい。」


しかもナチュラルに出てきやがって。


「読み取っとらんわ!?店の前でブツブツ呟いとったんじゃろうが!」

「えッ、まじで?」

「まじじゃ、まじ。」


………。


「……で?依頼の品は?」

「露骨に話題を逸らしたの、お主?」

「ナ、ナンノコトカナー?」

「ハァー…。」


ため息をつくんじゃない!ため息を!


「とりあえず、入れ。」

「おう。」


昨日は、結局店の出入口で依頼したからな。

入るのは今日が初めてか。

…凄くどうでもいい初めてだな、おい。


「それで依頼の品じゃが…これとこれじゃな。」

「おお!」


そこには黒い鞘に納められた短刀と、白い鞘に納められた刀が一振りずつあった。

手に取ってみると、少し重いがしっくりとくる。

それにこの重さがちょうどいい。


次に鞘からその刀身を出してみよう。

と言っても牙とか爪って感じのやつだしな……。

見た目はどうしようもないか。

そう思いつつ、短刀の方の刀身から出してみる。


「おぉ!?」


刀身を見るとなぜか金属光沢があり、切れ味……というか斬れ味?は良さそうだ。


「なぜに金属光沢が……。」

「ああ、それはあの牙を溶かして合金に流し込んでみたからじゃ。」

「溶かした!?あの牙を!?」

「いやー、【鍛冶】のスキルに溶かすスキルがあったもんじゃから牙に使えるかなー、と。」

「実験したのかよ!?」

「大丈夫じゃ。爪より先に牙で試した。」

「大丈夫じゃないだろ!?つーか爪もそうしたの!?削ったんじゃなくて!?」


刀の方も見てみると、金属光沢があった。

うん、スゲーな。


「まあ、実験した詫びと経験値のお礼を込めて予算の半分で手を打ってやろうかの。」

「10000Gか、ほい。」

「先に性能を見らんか!」


お金の話になったから出しただけなのに、なぜか怒られた。

解せぬ。

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