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不定期更新だけど、定期的に書かないと文章力が低下する罠。
でも不定期更新は止めない。
定期更新が続かないから…。
宿に帰ってきた。
昨日と同じ部屋に入って(もちろん代金は払っている)抱えていたトナカイベビーを降ろす。
その後、俺はベッドに座ってさっきのインフォについて考える。
《モンスターの卵からトナカイベビーが生まれました》
《ドロップを確認。絆の指輪を装備しました》
《スキル【テイム】を手に入れました》
《トナカイベビーをテイムしました》
《名付けをしてください》
えーっと…、これだけか?
うん、ひとつずつ確認する方針で。
まずは《モンスターの卵からトナカイベビーが生まれました》からか?
トナカイベビー……トナカイの赤ちゃんですか、そうですか。
あの4回も戦ったトナカイの子どもか?
落ち着いて見てみると鼻が赤い。
……なんで遺伝してるんだよ!?
そんな設定いらんわ!?
まあ、赤ちゃんだからまだ何もできんだろ。
成長すればソリを引いたりするんだろうけど、ソリは今の所買ったり作ったりしないんでどうでもいいな、うん。
よし、次!
《ドロップを確認。絆の指輪を装備しました》
今指に着けとるコイツか。
色は白銀、デザインは絆に合わせているのか細かく作られた手と手は繋がれ、その中に黒い宝石?
どうやらダイヤモンドのようだ。
ブラックダイヤモンド……実在したのか!?
ってこれゲームだから実在はしてないのか。
まあ、ダイヤモンドには『永遠の絆』っていう宝石言葉があるし合ってるんじゃない?
ほら、握手してる感じとか『友情の証だ!』みたいな?
ない?そう…。
ついでに効果は、『召喚獣、またはテイムモンスターへの好感度アップ』だそうな。
【鑑定】のレベル低いしまだ効果ありそうなんだけど……。
《【鑑定】のスキルレベルが上がりました》
うん、順調?
さて、次に進もう。
今分からないやつは、放置だ!放置!
次は《スキル【テイム】を手に入れました》だな。
うん、それは卵の時から知ってたから別にいいや。
あ、【テイム】の効果は種族が人間じゃない者を調教・使役できるようになるらしいです。
………おい!?
動物とかモンスターだけにしとけよ!?
この書き方!?
絶対ほかの種族――例えば獣人とか、竜人とか――に効いちゃうじゃないか!?
運営に文句言ってやろうかな…?
いや、まだそうだと決まったわけじゃない。
99%にそうだけど、まだ余地はある……と思う。
うん、これも分からないから放置!
つ、次!
《トナカイベビーをテイムしました》!
そのまんまやないかい!
さあ、トナカイベビーさんのステータスを見せてもらおうか!(半ばヤケクソ)
名前:《名前を付けてください》
種族:トナカイベビーLv1
職業:無し
Lv:1
STR:15
VIT:5
DEX:15
AGI:20
INT:15
MND:5
LUK:5
スキル:【角攻撃Lv2】【発光Lv1】
【光魔法Lv2】【火魔法Lv2】
【風魔法Lv2】【先導の光Lv2】
【運搬Lv2】【ソリ装備可Lv―】
【騎乗Lv1】【回避Lv1】
………。
ヤケクソで言ったからですか?
ヤケクソで言ったからですか!?
なんで俺よりステータスの合計高いんだよ!?
そしてやっぱりソリ引くのかよ!?
ええい!
知るか、俺は何も見んかったことにするぞ!
トナカイベビーのステータスなんて、一切見てません!
……なんかテイムモンスターのステータス見てないのも、それはそれでダメな様な………。
うん、放置!
最後は《名付けをしてください》…。
うん、トナカイベビーの名付けですね、分かります。
うーん、どうする?
鼻が赤いしな……。
やっぱり赤鼻のトナカイから取るか。
「トナカイベビー、ちょっとこっち来い。」
決めたので、トナカイベビーを呼ぶ。
しかしトナカイベビーさん、こちらに来ません。
なるほど、分からん。
「どうした?」
なぜか近寄ってこない。
………?
「もしかして種族名で呼ばれたくない?」
コクンと頷くトナカイベビーさん。
人の言葉を完全に理解しているのか、【テイム】を持っている俺の言葉だから理解出来たのか、どっちだ?
いや、今関係ないか。
「名前を付けたいからこっちに来なさい。」
仕方ない、と言った感じに首を振りながらこちらに近づいてくるトナカイベビー。
………こいつ、本当に産まれたばかりか…?
やばい、疑問ばかりが溜まっていく…。
これは解決する時が来るのだろうか?
来ない気がするの俺だけか?
いや、知ってるの俺しかいないんだった。
さっきから誰に話しかけてるんだろうか、俺は。
もう一人の自分か?
もう一人の自分が俺の中に実はいるのか?
と、思考が脱線していると傍まで来ていたトナカイベビーに角で攻撃された。
街中ではダメージ入らんが痛い。
さっさと名前を付けてしまおう、決まってるし。
「お前の名前は『ルドルフ』だ。」
『ルドルフ』とは、赤鼻のトナカイの名前だ。
元のネタの方がそうなのだ。
確かいつもは八匹のトナカイにソリを引いてもらっていたのだが、あるクリスマスの日に霧が濃くなってエントツが見つからないって時に、ルドルフの赤い鼻が輝いていて道しるべとしてソリの先頭を引かせたとか何とかあったが、ルドルフと他八匹トナカイの名前くらいしか思い出せない。
まあ、元ネタはどうでもいいか。
そんな訳で『ルドルフ』です、はい。
そのまま取ってきて何が悪い!
無理に変えようとすると『ルドルン』とか、『リドリル』とかになるんだよ!
……俺なんでこんな名前思いついたんだ?
ちょっと自己嫌悪…。
もういいや、不貞寝だ不貞寝。
俺はもう現実で寝るぞ。
『ルドルフ』には悪いが俺はもう限界だ。
おやすみなさい。
名前:サンタ
種族:人間Lv7
職業:封印術士
Lv:7
STR:12
VIT:10
DEX:12
AGI:14
INT:14
MND:8
LUK:11
スキル:
【封印Lv4】【鑑定Lv1→2】
【識別Lv8】
【火魔法Lv7】
【水魔法Lv4】【光魔法Lv7】
【MP自動回復Lv3】
【本術Lv2】【杖術Lv3】
【短刀術Lv3】
【錬金術Lv1】【回避Lv8】
【テイムLv1】(NEW)
ストック:『猛毒液』『竜王』『』『』
【テイムモンスター】
名前:ルドルフ
種族:トナカイベビーLv1
職業:無し
Lv:1
STR:15
VIT:5
DEX:15
AGI:20
INT:15
MND:5
LUK:5
スキル:【角攻撃Lv2】【発光Lv1】
【光魔法Lv2】【火魔法Lv2】
【風魔法Lv2】【先導の光Lv2】
【運搬Lv2】【ソリ装備可Lv―】
【騎乗Lv1】【回避Lv1】
赤い鼻のトナカイ……の子ども。
人間らしい反応をする。




