3
ハッハッハッハッハ!
眠い!眠いぞ!諸君!
というか熱中症に気を付けろよ!
暑すぎて、焼けちまうからな!
それはもう、こんがりとな!
じゃあ本編へGO!
《【識別】のスキルレベルが上がりました》
《【火魔法】のスキルレベルが上がりました》
《【水魔法】のスキルレベルが上がりました》
《【光魔法】のスキルレベルが上がりました》
《【本術】のスキルレベルが上がりました》
《【回避】のスキルレベルが上がりました》
《プレイヤーの種族レベルが上がりました》
《プレイヤーのレベルが上がりました》
《スキルポイントを手に入れました》
《ステータスポイントを手に入れました》
《任意のステータスにポイントを振ってください》
お、おう?
帰ろうとしたら、めっちゃインフォが来た件について。
というか上がりすぎだろ!
なんですか?ジャイアントビーは、経験値的に美味しいのか?
それとも格上だからだろうか?
絶対後者だな。断言出来るぞ。
とりあえずステータスポイントを……って、え?
DEXが上がっている……だと……!?
どうやら任意で1ポイント、ランダムで1ポイント上がる仕組みらしい(ASWのwebサイト参照)。
任意の方はAGIに振った。
あのジャイアントビーさん速かったんだよ。
もっと速く動けたら、もう少し楽に倒せるだろう。
さて、俺の視界の隅に3つのバーがある。
上から緑、青、黄色に分けてあり順番にHP、MP、SPと言うようだ(ASWのwebサイト参照)。
SPは走ったり、振り落とされないようにしがみついたりすることで消費する『瞬間的な体力』。
消費が収まると、すぐに回復するものだ。
今、俺のMPは残り1割りほどになっている。
なかなか厳しいな。
やっぱり『トータスの街』に帰って、ログアウトするとしよう。
ちなみにMP消費が激しいと思ったら、『猛毒液』1回で消費するMPが満タンの3割程度だったようだ。
燃費悪いな!おい!
そして他の魔法は燃費良すぎるだろ!おい!
『トータスの街』への帰り道。
俺は草原まですぐに帰ってきていた。
「草原もプレイヤーが多くなってきたな。
ギルドに行ってたヤツらだろうな、全部。」
これは……。
ギルドの方はプレイヤーが減ったんじゃないか?
行くなら今だが……。
どうやらそんなことは許さないらしい。
犬に襲われた!
奇襲かよ!
プレーンドッグ Lv1
モンスター アクティブ
【識別】したらこんな奴らしいな。
急なもんで詠唱出来ないので、とりあえずサブウェポンの『初心者の短刀』で応戦する。
PSのみだったが、問題なく扱えるようだ。
飛びかかってきた犬をギリギリまで引き寄せる。
紙一重で避ける。
逆手に短刀を持ち、避けたことで無防備になっている犬の前足を斬りつける。
斬られたことでバランスを崩した犬の腹に蹴りを入れると、予想以上に軽く犬は少しばかり離れたところに倒れ込む。
まだ、HPは6割残っている。
今のうちに呪文を選択。
立ち上がろうとしたところに詠唱し終えた『ファイアボム』を放つ。
更に呪文を重ねる。
詠唱が終わる前にメインウェポンを魔導書から、ロッドに変え左手に、短刀を右手で逆手に持つ。
犬と接触する直前に詠唱を終えて、『フィジカルアップ・ファイア』でSTRを上げて、短刀とロッドの変則的な二刀流で攻撃を重ねる。
立ち上がろうとしたところで、1度後ろに跳ぶ。
再度犬が飛びかかってくる。
今度も同じように避けると、今度は前足ではなく腹を斬る。
斬りつけた腹に、ロッドで真上に向かって攻撃する。
ロッドで攻撃すると、なかなか攻撃しやすい位置に犬の体が来たな。
宙に飛んだままの犬に向けて、逆回し蹴りを叩き込むと、パリンッ!という音と共にプレーンドッグは光の粒子になった。
どうやらこのゲームの仕様のようだ。
ジャイアントビーとは違い、プレーンドッグは光の粒子が散らずに集まって毛皮のような物が出てきた。
【素材】犬の毛皮
プレーンドッグの毛皮。防具などに使える。
また、手触りは少しモフモフしている。
へー、こんなものもあんのか。
まあ、いいや。
とりあえず『トータスの街』に帰ってログアウト。
ここまでは確定だ。
こいつは明日でいいだろう。
もうすぐ暗くなるだろうし、カップラーメンを買いに行く時間があるかどうか…。
そのあとは特に戦闘もなく、無事にログアウト出来たのだった。
名前:サンタ
種族:人間Lv1→2
職業:封印術士
Lv:1→2
STR:10
VIT:8
DEX:10→11
AGI:10→11
INT:12
MND:8
LUK:10
スキル:【封印Lv1】【鑑定Lv1】
【識別Lv1→Lv2】【火魔法Lv1→Lv2】
【水魔法Lv1→Lv2】【光魔法Lv1→Lv2】
【本術Lv1→Lv2】【杖術Lv1】
【錬金術Lv1】【回避Lv1→Lv2】