29
7/24
《【光魔法】のスキルレベルが上がりました》
《【MP自動回復】のスキルレベルが上がりました》
《プレイヤーの種族レベルが上がりました》
《プレイヤーのレベルが上がりました》
《スキルポイントを手に入れました》
《ステータスポイントを手に入れました》
《任意のステータスにポイントを振ってください》
名前:サンタ
種族:人間Lv5
職業:封印術士
Lv:5
STR:12
VIT:9
DEX:12
AGI:13
INT:12→13
MND:8
LUK:10
スキル:
【封印Lv2→3】【鑑定Lv1】
【識別Lv3→6】
【火魔法Lv3→6】
【水魔法Lv2→3】【光魔法Lv2→5】
【MP自動回復Lv1→2】
【本術Lv2】【杖術Lv1→2】
【短刀術Lv1→2】
【錬金術Lv1】【回避Lv3→6】
ストック:『猛毒液』『竜王』『』『』
《真っ赤なお鼻のトナカイさんはいつもみんなのわらいもの10/10》
『EXCの内容を更新しました!』
ここまでが休んだあとに、9匹倒した結果だ。
ちなみに暫定で決まっていたスリップダメージの件だが。
どうやら当たっていたようだ。
笑っている間は、スリップダメージを受け続けるという簡単なことだった。
まあ、回避の方法も簡単だったけどな。
ゴースト・ラフは攻撃されると、ダメージに関わらず笑いを止める。
そして、一定時間経過でまた笑い始める。
だから俺は『初心者のロッド』で攻撃して笑いを止めていた。
ダメージはゼロだけどな!
更に基本、相手を壁に追い詰める形で近寄ってくる。
そのあと、吸ったHPをMPに変換して魔法で攻撃してくる。
これがゴースト・ラフの行動だった。
それ以外は見てないが、多分ないのだろう。
ついでに10匹倒したところで、ゴースト・ラフは出てこなくなった。
やっぱりクエスト専用モンスターみたいなやつだったのかな?
アイテムも落とさないし多分そうだと思う。
てかそうじゃなけりゃ俺の運が悪すぎる。
さてと。
今俺は、道なりにまっすぐ進んでいる。
というか、分かれ道が一個もないのでまっすぐ進むしかできない。
……そう考えると、道なりにって言わなくてもよかったな。
まあ、かれこれ20分は歩き続けている。
今は何もない。
でもいつ何があるか分からないから警戒しながら進む。
そうして進むこと数分。
少しずつだが変化が現れてきた。
元々暗かった迷宮が少しずつ暗くなっていく。
しかも屋内なのに雪が降ってきた。
ここって砂漠にある迷宮だったよな?
なんで雪が降るんだよ!?
明るく照らしてくれていた壁の松明に、雪が当たっては、松明の火が消えていく。
ちなみにこの迷宮は石造りだ。
綺麗に整えられた道の床は、レンガのような長方形にくり抜かれた石を何個も使ってできている。
更に、壁も同じようにできており、そこには基本松明がある。
この松明があったから明るくて、あまり不自由ではなかった。
その松明が消えていき、奥まで進むと完全に暗くなった。
《でもその年のクリスマスの日、サンタのおじさんは言いましたクリア》
『EXCの内容を更新しました!』
いや、どこでクリアになったんだよ!?
クリスマス?
もしかしてあの雪のことか?
いやもうそれただのクリスマスじゃないじゃん。
ホワイトクリスマスだよ、ホワイトクリスマス。
というか雪=クリスマスは、絶対におかしいと思う。
おかしいと思ったのは、俺だけじゃないはずだ。
いや、俺しかこの光景見てないからおかしいって思えたのも俺だけなのか?
………考えるのやめよう。
ずっと考えそうだからな。




