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クリスマス企画始動!
ただ、主人公がサンタという名前だと言うだけでこの企画は現れた!
その企画内容は、1時間毎に一本投稿!
意味の分からないことを考えたものだ!
確認。
周りは、骨、骨、骨、時々腐肉。
………なるほど、ふざけんな!?
馬鹿なの!?何度も何度も思ったことだけど、運営は馬鹿な子しか居ないの!?
いや、こんなゲーム作れるくらいだから馬鹿ではないんだろうけど!
強いて言うなら、馬鹿な天才?
何その矛盾。
……はぁ。ここでツッコんだところで意味ないんだよなぁ…。
とりあえず、【識別】しようか。
スケルトン Lv8
モンスター アクティブ
ゾンビ Lv8
モンスター アクティブ
ゴースト Lv7
モンスター アクティブ
×いっぱい。
……なんか骨と腐肉だけかと思ったら、精神体まで居るんですけど?
《【識別】のスキルレベルが上がりました。》
………なんか【識別】のスキルレベルが上がるくらい、いっぱい居るんですけど?
俺は静かに呪文を選択する。
そして詠唱。
不死者たちは、アクティブだから気づいてるとは思う。
だが襲ってこない。
不死者を警戒しながら、詠唱を続ける。
詠唱完了、同時に発動。
「『フラッシュライト』!」
【光魔法】の一つ。頭上に明かりを灯す便利魔法である。
次の呪文を選択。
『初心者のロッド』を両手で持ち、正眼に構える。
不死者の波の中へと、駆けだす。
瞬間、不死者は動き始める。
目の前の動き出したスケルトンに、『初心者のロッド』を叩き込む。
ダメージは期待していない。
だが骨以外がないスケルトンなら、中身がスカスカで軽いから、吹き飛ばすことは出来る。
その間に魔法の詠唱が終わった。
「『フィジカルアップ・ファイア』!」
もうすっかりお世話になっている魔法だ。
一番使っている魔法は断トツ【火魔法】だろう。
それもほとんどバフ魔法だけど。
おっと、更に呪文選択。詠唱しながら、なお突っ込む。
目の前にはゾンビ。
腐ってもこいつらには肉があり、中身がしっかりとしている。
いや、腐ってるからしっかりとじゃないけど。
とりあえず何が言いたいか。
スケルトンみたいに吹き飛ばすことが出来ない。
ならばと、こっちのSTRを上げて、吹き飛ばそうという魂胆である。
近づいて、バットを持つようにコンパクトにフルスイング。
矛盾してるけど、それを目指してるだけだから問題なし。
その時、詠唱が終わるがまだ撃たない。
フルスイングされた『初心者のロッド』は、ゾンビに当たる。
同時に飛び散るゾンビの腐った肉片と内臓。
どうやらスケルトンとは別の意味で吹き飛んだようだ。
おっと、詠唱が終わっていたのを忘れてた。
「『ファイアボム』!」
適当な所に撃ち込む。
なんとなく半透明な所に向かって撃ったし、耳が痛くなるような高音が出ていたので、おそらくゴーストに当たっただろう。
狙い通りだぜ!
さあ、ここからが本番だ。
どんどんかかって来やがれ、死に損ないめ!




