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よっす!オラ白豚!
聞いてくれよー。
《ステータスポイントの振り分け、
初期スキル選択がされていません。》
名前入力したと思ったら、またかよ!
早く行かせてくれよ!
早く遊びたいんだよ!
まあ、やらなきゃ始まんないからするけどさ…。
えーと?なになに?ステータスポイントがプレイヤーの種族レベルがアップした時に貰えるポイントっと。
それで?あー、始める前に10ポイント振り分けると。
ステータスは初期値が職業によって変わるけど、基本は10なのか。
あとはステータスが見たい時は心の中でステータスって言えばいいのか。
試しにやってみるか。
(ステータス!)
「おー!これが俺のステータスか!」
名前:サンタ
種族:人間Lv1
職業:封印術士
Lv:1
STR:10
VIT:8
DEX:10
AGI:10
INT:12
MND:8
LUK:10
スキル:【封印Lv1】【】【】【】【】
【】【】【】【】【】
スクリーンにこんなものが写ってる。
【封印】はあれだろう。
固有スキルみたいな感じだろう。
【】は多分初期スキルの入る場所なのだろう。
じゃあ入れるか。
名前:サンタ
種族:人間Lv1
職業:封印術士
Lv:1
STR:10→12
VIT:8→10
DEX:10
AGI:10→12
INT:12
MND:8→10
LUK:10→12
スキル:【封印Lv1】【鑑定Lv1】
【識別Lv1】【火魔法Lv1】
【水魔法Lv1】【光魔法Lv1】
【本術Lv1】【杖術Lv1】
【錬金術Lv1】【回避Lv1】
うん、これでいいだろう。
ゲーム内でスキルを手に入れる時は、ステータスポイントと一緒で種族レベルが上がるとスキルポイントが貰える仕組みのようだ。
これでやっと行けるな!
じゃあ、すぐにログインするとしようか!
あ、やべ。
初期武器選んでなかったわ。
どうしようか。
とりあえず『初心者の魔導書』
『初心者のロッド』『初心者の短刀』
だけ貰っておこう。
なお、短刀はサブウェポンだ。
魔導書の角で攻撃なんてしたくないからな。
じゃあ今度こそ、ログインだ!
メイキングルームに行った時と同じ様に、目の前が白く染まる。
そしてガヤガヤと、賑やかな声が聞こえてくる。
目を開けるとどうやらここが所謂『始まりの街』みたいなものらしいな。
お、看板が立ってあるな。
なるほど、ここは『トータスの街』と言うらしい。
トータス……安直かよ。
スタートを並び替えただけじゃないか…。
しかもほぼ反対から読んだだけという…。
ここの運営のネーミングセンスに突っ込める訳じゃないけどな。
俺もセンスがないんだよな……。
俺のキャラネームはサンタ。
単純なんだよな〜、これが。
苗字の読みを変えただけなんだよ。
高校時代からこのあだ名で呼ばれてるからな。
というか高校で付けられたんだが。
高2で、このあだ名付けたやつはトラックに轢かれちまったんだよな…。
夏休み直前に死ぬなよ…余計に悲しいだろうが。
高校時代の唯一の友達だったのになアイツ。
因みに、アイツが死んでからも友達は出来ず挙句の果てにニートになりました。
金なら入ってくるからな。
一山当てたから楽だわ。
さて、自分語りも程々にしてと。
まずはそうだな。
ギルドにでも行ってみるか。
ステータスを載せると言ったな?あれは多分嘘だ!