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衝動系作品

Not Responding

作者: 人形

誰かが私のことを心から理解できるなんてそんな馬鹿なことを信じているわけじゃない。

そんな私ですら理解のできていないものを理解されても困る。

誰もかれも総じて嘘をついている。

幸せな自分を演じて、不幸な自分を隠してそれがいつの間にか染みついて。

それが本当の自分だって言い張って、それが自分の中で真実となる。


何とも滑稽。何とも愉快。


それで誰かに理解されるわけがない。

それでも誰も理解してくれないとわがままに嘆くんだ。

ありのままの私を見て欲しいと懇願するんだ。


これを滑稽と、愉快と言わずなんという。


だったら人形と過ごしていた方がずっと楽だ。

否定もせず肯定もせずに人の形をしてそこにいるのだから。


答えが欲しいわけではないのだ。


ただ、自分のことを聞いてもらいたいだけだ。

だから人形に話しかけて自己満足に笑うんだ。

あなたがいて良かったって。


だから思うんだ。


誰かと共にいるには言葉なんて要らないって。

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