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とある世界の歴史
転生者な最強ボク様な斉天大聖が行く、異世界救出?珍道記。
「ボクを猿とか言う奴は神でも殺す」
遥かなる昔、世界には神々と魔王達が暴虐の限りを尽くす時代があったと言う。
彼等によって壊された星々は数知れず、弄ばれた命もまた桁の限界を超えたとか。
彼等にとって下等な生命は玩具でしかなかったのだ。
されど、それでも彼等の時代は終わりを迎えたと言う。
何故か。
それは、彼等が弄んでいた下等な生命達が彼等に対抗しうる力を得、強者としての名乗りを上げたからである。
それにより、神と魔の時代の幕が降り、新たな一つの時代の幕が上がったのだ。
しかし、話しはそこで終わらない。
何故ならば、神々や魔王達の時代は終われど彼等が負けた訳では無い故に。
そして、弱者から強者となった者達もまた得た力の欲に溺れたからである。
そう、即ち新たな時代の幕開けとは戦乱の世の幕開け……なのであった。