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24-シワに糊
ボピ「さきほどの例え話を思い出してくだ
ちゃい。宇宙を大きなシーツだとすれば
肉体も自我もその中にできたシワのよう
なものなのでちゅ」
海斗「そうだね。肉体も自我も同じ材料で
できているんだね。肉体というシワの中
に、さらに自我というシワができるとい
う感じかな」
ボピ「はい。でも、自我の方が肉体よりも
深いシワなので、肉体から生じた感覚や
感情を受け取ることができるのでちゅ」
海斗「しかし、自我も肉体も材料は同質の
ものなのだから、肉体が滅びれば自我も
滅びるんじゃあないのかい?」
ボピ「そう思いたくなるのでちゅが、人が
この世に生きている間に何らかの執着を
持ってしまうと、それが糊のように働い
てシワを固くしてしまい、肉体が滅んで
も自我は残ってしまう、というのが
お釈迦様の考えなのでちゅ」
海斗「糊って、接着剤のことかい?」
ボピ「そうでちゅ」
ーつづくー




