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18-ブラフマン
ボピ「インドの古代哲学によれば、宇宙の
中心にはブラフマンというエネルギーの
実体がありまちゅ。このブラフマンのエ
ネルギーは様々な宇宙の現象よりも高い
次元にありまちゅ」
海斗「へえー」
ボピ「このブラフマンから別れた小さな粒
が人間一人一人の体に入り自我となりま
ちゅ。そして、その自我をアートマンと
呼ぶのでちゅ」
海斗「そうか。ブラフマンもアートマンも
様々な現象よりも高い次元にあるから、
現象を認識することができるんだね」
ボピ「もう一つ重要なことがありまちゅ」
海斗「ほお」
ボピ「この世の多くの現象は、原因があって
結果が起こるという因果関係を持っていま
ちゅが、ブラフマンはそのような因果関係
を超越した存在なのでちゅ」
海斗「つまり、理由がなくても存在すること
ができるというわけだね」
ボピ「はい。宇宙の始まりと同時に存在して
いた実体なのでちゅ」
海斗「なるほど」
ボピ「そして、人間一人一人にある自我、つ
まり、アートマンとブラフマンが元々は同
じものである、ということに気づくことが
大事だというのが古代インド哲学の教えな
のでちゅ」ーつづくー




