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0 星辰の頂
タイトルは仮。
いったいいつまで戦い続ければいいのか……
すでに時間の感覚はなく、100体目のモンスターを倒したところで数えるのが馬鹿らしくなった。
ネズミの出来損ないが群体を作り巨大な黒い塊となったモンスターを切り伏せる。
返り血が体中にまとわりつく。血が蠢いている。炎で自分の体ごと焼き払いふと思う。
目が増えたような気がする。
――空が近い。
階層が上がる。
顔にカエルの目がフジツボのようにある人型モンスターを倒したところで斧が駄目になる。
空に近づくほどに用意していた武器が損耗していく。
もう武器は残り少ない。
疲れた。帰りたい。
階層が異常に上がる。
――空が下にある。
星が目の前に。
武器は一つ。
『――――――――――――――』
神。
「日本に帰してくれ」
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