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4話 やっぱりそのパターン

情報をまとめると、世界の名前は[ルーイン]

この世界は3つの王国から成り立っているらしい。

[シン王国][パニッシュ王国][アトーン王国]

5年前から領土を取り合い王国同士の戦争が耐えないという。

歴史が浅いなぁなんて思っちゃダメなとこ。


俺たちが転生されてきたここは[シン王国]らしい。ほぇ〜。

雪は隣町の[ラノチ]から[セツコヌ]へ向かう途中で[スライム?]と戦闘になり、今に至る訳だな。なるほどなるほど。


「ところで雪は[セツコヌ]へ何をしに行く途中だったんだ?」

戦争しているということは、穏やかな世界ではないと誰もが思う事だろう。

そんななか1人で町と町を行き来するのは自殺行為に近い。


俺の素朴な疑問に対して雪は答えてくれた。

「転生してから暫く自分のステータスを確認してみたんだけど、チートっぽいステータスなんだよね。」

「その時、あ、これは世界救うやつだって勝手に思っちゃったから参っちゃうよ。」

ハハハと照れ笑いをしながら簡単に言うもんですからもうビックリですわ。

めちゃくちゃ主人公気質じゃん。あれ、主人公どっち?おお?


動揺している俺に対して雪はこの世界で戦うために必要な情報を教えてくれた。

「当たり前だけどライフゲージが0(ゼロ)になっちゃいけない。恐らく、ゲームオーバー。つまり死んでしまう可能性がある。」

「なるほど、つまり俺はあと10のダメージを食らったら死ぬわけだ……おおおいっ!!!もう死ぬ!死ぬ!!」

そう言えばさっきの[スライム?]から8割のダメージ食らってることを思い出す。


「え、悠のライフゲージ少なすぎない?雑魚なの?」

不安気な顔でこっち見んな。こちとら雑魚で転生したくてした訳じゃないわい。

「グゴァッフ…ちなみに雪のライフゲージはどのくらい……?」

「えっとね、10,000」

え?ん?なになに?ワンモアプリーズ。

「チョットナニイッテルカワカラナイ」

「僕のライフゲージ10,000あるよ?」

「俺の200倍あるじゃねぇか!!おぉぅえぇっ!!依怙贔屓(えこひいき)が過ぎるだろ!!!」


「悠、なんかごめん…」

「謝るな!そしてそんな目でこっちを見るな!悲しくなる!!」


「そうだ!悠は他のステータスが秀でてるのかも!極振りなんだよきっと!」

「えっと俺の他ステータスは、攻撃15、防御15、回復15、魔法0……」


「悠、なんかごめん…(2回目)」

おいやめろ。もう謝るな。泣いちゃうぞ。


「雪のステータスも教えてくれよ。」

「怒らないでね?……攻撃10,000、防御10,000、回復10,000、魔法10,000」

「くそがァァァァァァァァアアアアアァァァァァアァアアァァアア!!!!!!!カンストしてんじゃねぇよぉオオオオォォオオオオォォオオオォオォオオオ!!!!!」

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