作戦会議
そして、私が消えた後すぐに湖に向かったのか。
前回女神になり倒れた時、ルーカスはこの湖について調べる為に、学園の図書館へ通っていたらしい。
入学式出れなかったし…。
「それで、何かわかったの?」
「っ…残念ながら、まだ…。」
うーん…。
「まあ、いっか。また魔力抑えこんで見る前に…と。」
じーっとルーカスを凝視める。
剣の稽古して、馬を走らせ、寝ずに私を待っていたであろう…ルーカスは疲れている筈だ。
…ニヤリ。
映像で見たのを思い出し、ルーカスに手をかざす。
(―癒しを―!)
ルーカスが光に包まれ、直ぐに光が消える。
あ、瞠目して固まってる…。
「人で…試しましたね…。」
鋭い視線がくる。
「ふふふ…楽になったかしら?また魔力を抑えたら、倒れちゃうかもしれないでしょ?その前に回復してくれないとねっ。」
「…ありがとうございます。身体が驚くほどかるくなりました。………。
その口調が、本来の貴女なんですね…。」
ああ、と一人で納得している。
(女性になると、ついつい昔の口調になってしまう。気をつけなくちゃ…。)
それにしても、女神の癒しの力は凄そうだ。
殆ど魔力を使わずに癒しが出来た。
次は元の姿に戻るため、魔力を抑え込んでみる。
前回抑え込んだ感覚をイメージする。
―スゥッ―――!
…今回は倒れずに済んだ。
(簡単に出来たかも…。魔力に違和感がない。)
「父上の話では、魔を司る者の復活が近いと?」
「―はい。まだ動きは無いようですが、封印されている教会の監視を強めていると思われます。」
何事も無かったように、湖は太陽の光を反射しキラキラとしている。
―運命の歯車が回り出した―
そんな気がした。
「向こうの動きがあるまで、ちょっと色々調べてみよう。ここにはこの国最大の図書館があるのだから、ねっ。」
―魔王…知らなければならない事がきっとある―
(後で他の場所でも魔力解放したら女神になるのか?うん、それも試して見よう!)




