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みなぎるパゥワー

土の精霊ノームとエンゲージしました。

私はツチノコ・・・もとい、土の子となり、私の封印されていたパゥワーが開放されました。


なんと!力が底上げされました!皆さんもおわかりの様に、安定のあの数字ですよ!ここらでちょっと皆さんと一緒に今の私のステでも見てみましょうか。


リリーシュカ=グリューンヴェルデ(16)

レベル:999

職業:王族

ジョブ:白魔導師+α

体力:99999

攻撃力:666(武器補正有)

魔力:99999

防御:99999

力:666 ←

技:666

知力:666

器用さ:666

速さ:99999

幸運:666

経験値:-----


相変わらずのこの、どこか残念な数値です。白魔導師+αってのも気になりますね。私は・・・もう純粋な白には戻れないって事ですね。


私達は、ゴッチンの案内で洞窟の外まですんなり出てきました。落盤のあった所はジェシーがどっせーい!!と岩を一気にどかしました。あれ?この道通ってこなかったの?じゃぁ、皆はどこを通って来たのでしょうか。

入り口で待機していた小鳥ちゃんと愉快なキノコ達が駆け寄ってきました。


「ピャァ♪(お帰りなさい、ママ!パパ!)」

「アニキ!首尾は上々ッスか?あれ?なんかドキドキするッス!」「お師匠様、お帰りなさい!あれ?なんかお師匠様がまた一段と魅力的に見えます!」


・・・え?精霊ゲットすると“タマタン魅了”の効果でも付与されるんですかね、やだぁ。嬉しくないなぁ。タマタン(メス)には敵認定されてますけど・・・、はっ!!もしかして、同属嫌ぉ・・・や、やめておきましょう。深く考えると深く落ち込みそうです。


「姉ちゃん達、ありがとな!!!!!」

「どういたしまして!!!!!」


ゴッチンと別れ、私達は一通りドワーフの街を見てからセールジの滝近くの街に行くことにしました。

ドワーフの街は、鍛冶や建築物など、その技術が目を見張るものばかりで、珍しいものも沢山ありましたが、滞在するにはどうにも、うるさくてかないません。


「ねぇ、私達四天王の1人を捕まえちゃったじゃない?残りの3人も私達を狙ってくるかな?」

「ありえると思います。私を虹の子にしたくない事情があちらにはあるようでしたので」


荷馬車の中で歓談&作戦タイムです。作戦といっても私達パーティーは参謀不在ですのでいきあたりばったり感が否めませんけどね。四天王や魔王など、未知なる存在相手には作戦の立て様もないですし。唯一知ってる四天王といえば、アニーですが・・・。アニーは天界を解雇され、堕天して魔王の四天王になった。あの時アニーは、“プログラムがバグればいい”と、確かにそう言ってましたよね。もう一度アニーに会えば、その意味がわかりますかね・・・。


「あ、そういえば皆は何であんな早く私のとこまで来れたのですか?」

「私達にもわからないのだが、ジェシーの所までなんとか戻って説明してたら、ピィィィィィィッて高い音が聞こえたのだ」


アネッサ様がくださった羽根型防犯ブザーですかね。まさか、最深部からジェシーがいるとこまで聞こえる威力とは・・・。


「そしたら、次の瞬間にはリリーシュカの所に居たのだ」

「私達リリーシュカちゃんの所まで瞬間移動したみたいなんだよ!」

「私は、とにかく居場所を知らせないとって思って、この、防犯ブザーをならしてみたんですけど・・・。これって、パーティー全員私の元に招集できちゃう便利アイテムですかね?」


そういや、アネッサ様は、この羽根キーホルダーをくださった時に、“紐を引っ張れば離れた場所に居てもソフィアスが駆けつけるであろう”って言ってましたね!

うぉぉ!すげーーー!!天界テクノロジーすげー!!


「あ、これ鳴らした時にガライが嫌がってましたね。魔物が嫌がる音なのかもしれません」

「へぇー、凄いじゃない!無くさないようにしなさいよ。あ、私がお風呂に入ってる時は呼び出しちゃ嫌よ」

「さすがに私も嫌ですよ」

「わ、私はいつでも呼び出し大丈夫だよっ!リリーシュカちゃんの都合のいい存在で構わないから(ポッ)」

「わ、私なんて、呼び出さなくてもずっと一緒に居るのだ!」

「ソフィアス様ずるーい!!」

「フッ・・・・・・」


相変わらずのバカ騒ぎ。だけど、リジットさんが楽しそうにしているので、まぁ、いっか!です。どうでもいい事ですが、私の左側がアミュールさん、右側がソフィアス様のものらしいですよ。いつか、アミュールさんの目が覚めます様に。


「あ、次に向かっている街はね、プラネティっていってこの国で一番星空が綺麗に見える街なんだよ!天文台とかもあってね!ソフィアス様、是非3人で見ましょうよ!」

「ナイスアイディアなのだ!アミュールさん!」

「じゃぁ、アタシはリジットちゃんと見ようっと」

「・・・・・・!!」

「い、いや、そんなに綺麗なものなら、みんなで見ましょうよ!」


リジットさんが可哀想です。さっきまでニコニコしていたのに、笑顔が無くなったじゃないですか!


「ピャァ♪(星・・・美味しい?)」

「小鳥ちゃん、星は食べ物じゃないですよ」


そうそう、小鳥ちゃんのオデコの角がついにチョコンと出てきました。

日々、すくすくと育っているのがわかって嬉しいですね。この角がある程度まで伸びたら成鳥って事でしょうか。楽しみです。落ち着いたらご両親を呼んでみましょうね。

今回もお読みくださり、ありがとうございました(^^)

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