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第11章 誓いの手袋

誓いの手袋




歳が開けると一月はあっという間に過ぎた。


体力作りと筋力アップに重点を置いた練習をしていた。


ガッツで行こうの放送もあまりなく、世間の話題も変わりつつあり、何だか不安だった。


時節、春の選抜高校野球の出場校が発表になった。


もちろん、僕たちには関係無かった。


しかし、練習試合の申し込みは、日に日に増えて監督はうれしい悲鳴をあげていた。


「今月から週ニ試合づつやっていく。春季大会に向けて実戦を通して鍛えていく」


監督は僕たちに気合いをいれた。


秋季大会以降は試合がなかったから、ワクワクしていた。


敗戦の後、僕たちはかなり考えて練習してきた。


長所は伸ばし、短所は徹底的に治した。


一年生達もかなりレベルを上げてきた。


本気て夏を目指していた。

練習試合が決まってほどなく、ガッツで行こうの取材も始まった。


僕たちは予想以上に力をつけていた。


特に斉藤と井上は凄くなっていた。


練習試合の前にB6の山本君がやってきた。


いつものスタッフは誰も居ない。


テレビの撮影はなく、個人的に僕たちを尋ねてきた。

山本君は僕たちを真剣に応援してくれている。


気さくに言葉をかわし、笑顔いっぱいで見守ってくれている。


「今日はテレビとは関係なく、個人的にプレゼントを持ってきました」


僕たちの前に真新しい手袋があった。


それの一つ一つに刺繍がしてある。


名前の他に「夢」の一文字。


山本君の気持ちにみんな感動していた。


練習試合はハードスケジュールで行われたが、それを難無くこなし結果を出していた。


春の選抜高校野球も始まりっていた。


僕たちは春季大会にむけ練習にも気合いが入っていた。


少しづつ暖かい日が増えていた。


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