『地獄見学 しますか?』
遅っ……
とりあえず俺に言える事は一つ、
すいませんでしたぁあああ!!!(土下座
こんなのに一週間以上かけんなよ俺…
てか最近小説を読もうすら開いてなかったという……
感想なんかきてねぇよとか思ってたらきてたよ…ちょっくらマッハで返信してきま
16回目~F8~
ミノさんの理不尽な暴力によって突破した七階の次、つまり八階。
そこは他の表現もしようのない、まるで地獄のような場所であった。
片腕のもげた毛深い大きい人型の何か、黒く焦げた同じ物、ところ構わず刺された跡があるものなどの違いはあるが、一つ共通しているところがある。
それはオークと呼ばれる絶滅した魔物で、その全てが死体だということ。
その死体達より一回り大きな物はレーザーか何かで焼ききられたような傷跡で、苦痛の顔のまま死んでいた。
とか重々しく言ってみたが結局のところミノさんと同じ伝説の魔物(笑)のオークが死屍累々だっただけである。
絶対これやったの金髪君達だろ……まぁ相変わらずのチートっぷりで何よりです。
……え? ここスルーすんの? 敵いないし? マジか。何かこう、コメント無いの?
『よくも仲間を…!!』みたいな感じの……え? 美味そう? お前さんの頭のなかはそれだけか。
~F9~
急にゴツゴツした石段がコンクリートのような階段になりやした。完全に人工物である。
罠か? 罠なのか? ……そんなの設置できる頭いい魔物とか想像つかんかったわ…
さて、ここでの魔物は何かな~、まぁどうせミノさんとなら楽勝だろう。訂正、ミノさんなら楽勝だろうな。
そんな風に思ってた時が、俺にもありました。
まさかあんなに無双してたミノさんが……
スキルであっさり眠らされるという予想外が起きるなんて、僕は考えもしなかったんだ…
……うん、ごめん、少し気が動転してたみたいだ。ミノさんェ……
慌てず騒がず心拍数をあげて冷や汗かきながら『スキル閲覧』を使ってみたところ、
所持者:ダークメイジ
『暗黒魔法』lv67:レベルに関係なく敵を眠らせる。lv=%とする。
使用するたびに一定確率でレベルが上がる。最大lv70。
……二回に一回眠らせるとかそれなんてチート? ああ、今調べたやつか……え、強っ。
さて、ここまでミノさんで来た俺がこいつに勝てるというのか……いや、無理だわ。
……待てよ? 俺だって武器も強化したし、少しは戦えるようになったはず……よし! ダークメイジ! 覚悟ぉおお!!
攻撃が……すり抜けた…だと…!?
17回目~F5~
無理です。
無理です。
物理無効はもうやめてくれ……これミノさんいても無理ゲーなんじゃ無ね? ああ、そういえばミノさんがいないな……て、まさか!?
パンツがもとどおりになっるてるんじゃ……あれ、パンツはそのままだ。
……すんません、ミノさん探しに行って来ます。
~F6~
これミノさんいなかったらどうしようか……今更そんな事考える俺がいます。
パンツより先にミノさんの安否だろ普通……何やってんだよ俺。
あ、何か倒れてる巨体があるわ。何か、ってどう考えてもミノさんですねわかります。
大丈夫かいミノさん?
……無反応? おーい?
……寝とる。どんだけスキルの影響受けてんだよお前さんは。
……ふと思ったんだがこれ一回死んだからミノさんの記憶リセット→再び敵→再び無理ゲー降臨ていうパターンじゃ無いですかやだー。
……冗談だろ? 起きろ! 起きるんだ! ミノー!!
……ん? 寝言? 何々? あと五十年? ごめん、それは無理だわ。
……うん、何かホッとしたわ。とりあえず起こすか。
頬を叩く。
殴られる。
18回目~F5~
これはひどい。
てかミノさんがひどい。安定の一撃必殺は健在で安心しませんよコンニャロー。
寝ぼけた一撃ですらあの威力……よく俺あんなのに勝てたな……
まぁコンティニューコンティニュー。今更死んだ事なんか気にせんし、逆に最近ぬるゲーだったし久々だから何か懐かしい。
……死ぬのが懐かしいとか、どっかおかしいのかねぇ……?
……気にしても意味無いか、さっさとミノさん起こしに行こうか。
~F6~
さて、ミノさんを起こそうと思うわけですが、普通に起こせば先程の二の舞なのでやり方変更~。じゃあ一つずつ試していくか。
頬を伸ばす。
少し顔を顰める程度で起きない。
カウンターのパンチがかすっただけで死にかけた。どうやら起きてないから手加減が聞いてないんだと思われる。仲間へのダメージ減的な何かは無いと思う。勘だけど。
そう言えば昔誰かにあんたの勘は八割外れるとか言われたような……気のせいか。
次、くすぐる。
起きそうだったけど色々暴走しかけたので中止。艶やかだったとだけ言っておこう。
こうなったら最終手段、スキルの種を使うしか……おおう起きた。やっとか。
……何でお前さんそんな震えてるんだ? え? トラウマ?
何故に?
何回も自爆されたらそりゃトラウマだわさ