『異世界勇者 しますか?』
どうもです。
何か適当に書いてたらこうなった。
後悔しかしてない。さてどうしよう。
勿論安定の不定期更新ですよっと。
ではどうぞ。
テンションが上がらない・・・だと・・・・!?
~1回目~
とある無駄に晴天の夏の朝。
何気なく少し早めに大学に行こうと家を出て数分、前の高校生らしき二人組が眩く光ったと思ったら、変な模様が書いてある知らないところにいた。
これはあれですね、ネット小説とかの異世界召喚ですねわかります。
しかしただの大学生の俺に何をしろと……
え? 俺は巻き込まれただけ? じゃあ帰してよ。無理? どゆこと?
ああ、カモンさせる術があってもカムバックさせる術が無いと。ちょっと違う?知らんがな。確かにカムバックはこっちに戻って来てしまう訳だが……え? 何? この高校生二人組についていけ? いやいや、一般ピープルになにさせようとしてんのさ。俺無力ですだよ?
確かに高校生も一般の方かもしんないけど、絶対こいつら違うもの。片方金髪だし……
勇者とかそういう類の人種だよ……
え、ほんと? 召喚されたら何かすごい事できるようになんの? ああスキルって言うんだ、へぇ~、さすが異世界。
それはどうやったら使えんの? え? ステータス画面出せって? ゲームかよ。どうやって出せと。
ステータス出ろと念じろ? そんなんで出る訳……出たし。
ちなみにこんな感じ
名前:???? ???
Lv:1
HP:16
MP:3
攻撃力:F
防御力:F
魔攻撃:E
素早さ:D
賢さ :C
幸運 :E
経験値:0
まぁうん、最初だしこんなもんだよね、うん、わー賢さがCだー大学生すげー……
てか、
名前ェ……
……現実逃避してない。断じてしてない。
何でこんな超常現象が起きてるのかも多分『異世界だから』で片付いちゃうんだろうな……やだ涙が出てきちゃう。だってヘタレなんだもの……あ、ごめんなさい真面目に聞きます。大丈夫です。聞いてます。
あれですよね、魔王さんが現れたから倒して欲しいとかどうせそんなオチ……え? 違う?
あ、迷宮系だったか。結局俺にどないしろと。
まぁ頑張ってみるけども……主に生き延びるた為に。
ヘタレ? 知ってますけど何か?
ん? 高校生二人組君近づいてきてどうしたの?
はぁ、ここでこうなったのも何かの縁だから一緒に行こう? そんなもん、
こちらからお願いするに決まってるじゃないですか!
だってモンスターとかいるらしいし、怖そうなんだもん。
人生一度きりなんだから、楽に楽しく生きたいと考える訳で。最低? 馬鹿、褒めんなよ……
まぁ、だからというかこの金髪君と黒髪君の二人について行けば間違いなしだよねきっと。
じゃあ、これからよろしくお願いします。
あ、金髪は染めてないんですか。へぇ~、地毛でそれは珍しいですね。
まぁこんな事への伏線だったと考えればまだ気が楽なんじゃないですか?
とか呑気に話してたら王様に会う事になってた不思議。何故だ。
どうせ腹がデプッとした中年おっさんだろ? 早く出てこいよ。
とか思ってたらイケメン来たよオイ。やだ俺の知ってる王様じゃない……
あ、すいません。謝ります、謝りますから騎士の方々、剣の柄に手をかけないでください。てか心を読まないでください。怖いじゃないですか。
「勇者よ、この国に住む民、しいては世界の為に力を使ってくれ。そしてゆくゆくは私と共にこの国を(略
「わかりました、私が迷宮を無事攻略し、この国と世界を救うと誓います。しかし私には帰るべき世界が(略
「しょうがないから手伝ってやるよ。お前はそう言うヤツだからな。王様、勘違いすんな、俺はただ俺の(略
以下略させてもらいます。長いから。途中から聞き流してたし。
てかやっぱり金髪君勇者だったよ。そんな気がしたんだよ俺は……嘘です適当です。
そっから数分経ってやっと終わる謁見。話長いよ王様……。
ちなみに俺はずっと無言でしたけど何か? 存在無視されてたけど何か? 悔しいからテコでも顔あげなかったけど何か? 負け惜しみではない、事実だ!
まぁ、とりあえず王様の話によると迷宮がいきなりできた。危険だから潰したい。
でも自分の国の兵士じゃいけるかどうかわからない。報酬あげるし、最奥にあるらしい『迷宮の秘宝』とかいう物で帰れるかも知れないから働いてくれとのこと。もういいけどね、来ちゃったし。事後承諾とかどうよ? とか思うけどまぁいいや。やってやんぜ。
じゃあ話終わったし部屋借りて休憩しようかな~……え? 実力計りたいから戦闘訓練しませんかって? いや、しないけど。おいらこれから部屋かしてもらって寝るんだ……
いや、だからしないって、ほんと。おい、ちょ、無理だから、俺、一般兵にすら負けるからほんと。いや、金髪君引っ張らないで、何故引っ張るし、ちょい、まっ─
強制連行in訓練所。
ボコボコにされますた。
この女一般兵つえぇ……
てか俺一般兵にすら負ける腕前ですよって最初に言ったよね? だから皆そんな失望の目向けないでくれる? なに、女に負けたからなのかこれは……
ああ、金髪君皆に向けてのフォローありがとう。でもね、君と黒髪君がハードルあげたからこんな事になっちゃった気がするんだ、うん。
八つ当たりだって? 知ってる。
大体さ金髪君、『光を操る』スキルとかどう言う事よ、何その主人公っぽい感じのヤツ。
んでもって黒髪君、『影を具現化できる』スキルとか、何よ君たちそのチート。破壊力特化は金髪君だけど黒髪君のは万能すぎるでしょ。
俺もそういうの欲しいって言ったら更に失望の目が強まった気がする。残念だけど基本Mだからある程度なら耐えられるよ俺。
え? 召喚されたから持ってるはず? 何それ怖い。
あ、ステータスの下にあったのね。ちゃんと見てなかったわ。
えっと、何々?
【スキル一覧】
『悪運』lv1:幸運がどのランクであっても、すんでのところでいい事がある。悪い事がおきるほどlvが上がっていく。
『鈍化』lv3:痛み、嫌悪、呪い系統の攻撃及び魔法の効果を察知しやすくなり、限りなく弱体化させる。精神系の効果を持つ物を全て無効にする。好感情、期待、羨望などに気づき辛くなる。
傷つき、嫌悪感を抱かれるとlvが上がっていく。
『嫌悪(大)』lv4:このスキルを持っていると大多数の人間と魔物に嫌われる。
好感情を抱かれるとlvが上がっていく。
『セーブ』lv1:セーブする。最初の方は自動。
lvが上がるとバリエーションが増える。
一定回数使用するとlvが上がる。
『自己客観視(大)』lv1:心の強さがスキルまで昇華された物。
何事も他人事のようの受け入れることができるため、精神強化(大)と同じ効果を持つ。
心の持ちようによってlvが増減する。
スキル『鈍化』、『精神強化』、『達観』を持っているとlvが+1される。
え? これは常時スキル? もっと下? でもこれよりした何も書いてないんですが…
…
わかってます、すいません弱くて。
だからいい加減その目をやめてくれませんかね?
まぁ最初はこの金髪君達について行けばいい話であって、いくら失望されても大丈夫なんだけどね。
美人一般兵さん、そんな憐れみの目で見ないでください、新しい扉を開いてしまうじゃないですか。
……ん? なんかおっさんがよって来た。何の用だこら。たいしたこと無かったら……
あ、日も暮れてきたから王宮で休めと、お気遣いありがとうございます。
さて、部屋に到着した訳ですが、
意外と広い。ベッドが広い。調度品とか高そう。確実に電球がただの水晶。何故光ってるし。
……まぁさっさと寝ちゃおう。今日はなんだか疲れた……当たり前か、普通あり得ない事ばっかだったし……
そう言って眠りについた俺。しかしここで問題が起きた。
トイレに行きたくなったのだ。
しかし何処にあるのかわからない。くそっ、昼の内に聞いとけばよかったぜぃ……
とりあえず起きて外出るか。歩き回ってれば見つかるだろうし、最悪人に聞けばいい。
元々なかったら俺社会的に死亡フラグ。
そう思いながら外に出ようとドアを開けた俺が見た光景は、
俺に向かって、鈍く光る剣が振り降ろされるところだった。
4月30日、だいぶ改稿。どこが変わったのかわかるかね…!?
え?直しても下手だから変わんない?マジか。
…orz
7月30日改稿。直したやつが二回消えたのは鬼畜だと思った。