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おじさん道  作者: 西山春登


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24/30

第24話 粉

おじさん道。


これはただ存在するだけで嫌われる存在のおじさん。

そのおじさんをいかに少しでも嫌われないように生きるのかを問う道。

剣道、柔道、茶道に華道。武士道、騎士道。

それぞれの道はあれど、この令和の世に心密かに新たな道を切り開く!


これぞ、『おじさん道』



(手を出すべきか…いやいや…こんなものに頼っちゃいけない。。)



(もっとナチュラルに。。)




(手を出していいのか………プロテイン。)



(いや、ジム通ってるからには体は鍛えたいよ?健康のためにもいいし。けどね。

プロテインに手を出すかどうかってのはまたちょっと違ったりするんじゃないか?って思うわけよ)


(ただみっともないこのおじさん体形を少しでも自分が納得できるくらいには持っていきたい。

ってのはあるんだけど…プロテイン?筋肉つけたいとか、そういうんじゃないんだよなー)


(でも、ジムでも結構飲んでる人いるし、別に戸愚呂弟みたいになりたいわけじゃないのよ。

飛影くらい…細マッチョ?いや、違うな。せいぜい桑原くらい?

桑原、よく考えたら中学生だしな。。昔は少し年上だったけど、中学生じゃん!)


(ぼたんちゃんはいつまでもぼたんちゃんって感じでお姉さんなんだけどな……)


(いやいや…今は、おじさん…おじさん…垂金権造(たるかねごんぞう)……?

太り過ぎだ……左京もおじさんっぽくないし。)


(南野秀一のお父さん…?名前なんだっけ?…思い出せないな……



……いや、そもそも幽遊白書で理想的おじさん体形を探すのが無理がある。)



(だれだろ…漫画で理想的なおじさん体形。。

読んだことないけど、SAKAMOTO DAYS?今度読んでみようかな。)


(うーん…理想的おじさん体形な漫画のおじさんキャラがいないな。


そもそも漫画はフィクションであり、現実に置き換えるには無理があり……

その世界観の中で現実的なおじさんの理想像を求めるのは……)



「お父さん?……お父さんっ!」


鈴本さん「えっ…あっ…ごめん。」


かおりさん「そんなにプロテインの前で悩むなら、試しに小さい紙パックのやつとかにしてみたら?!」


鈴本さん「そうだね…」



所変わって、介護施設スタッフルームにて


「おっ、鈴本さん、ついに始めたんだ。若さへの悪あがきを…」


鈴本さん「そういう飯塚さんだって飲んでるじゃないですか!プロテイン!」


飯塚さん「ん…あぁ…おれは、鈴本さんより

歳いってるから今後のことも考えて、骨粗鬆症対策!プラスジムでのサポートだよ!」


鈴本さん「じゃあ、ぼくも骨粗鬆症対策で飲みます!」


飯塚さん(妙にニヤニヤしながら)「いいねぇ、その自分を正当化する感じ!」


鈴本さん「えっ…?!」


飯塚さん「ん〜、そうだよね〜。『飯塚さんもじゃん!』って思うよね〜」


鈴本さん「はい……」


飯塚さん「そうそう、それでいいんだよ。おじさんになるとね。

『骨が…』とか『中性脂肪値が…』とか健康への言い訳が年々増えてくじゃない。」


鈴本さん「確かに。。」


飯塚さん「自分を正当化するような大義名分を作ってかないとさ、家族守ってけないじゃん。」


鈴本さん「飯塚さん……すごいかっこいいこと言いましたね。」


飯塚さん(振り返り、背中越しに親指立てて)「よせよ……仕事中だぜ。惚れんなよ。」


鈴本さん「ポーズ、すごい昭和っすね。」


飯塚さん「レトロブーム!」


鈴本さん(飄々としてるのにちょこちょこ家族愛が出てるよなー飯塚さん。)


おじさん道 今日の学び

「自分の機嫌は自分で取る!健康の舵も自分で切る!」


最後までお読みいただきありがとうございます。

おじさん道 第24話「粉 」でした。


ちょっとアンタッチャブルなタイトルを狙ってつけてしまいましたが、

普通にプロテインの話です。

私も一度「パックのやつ」試したんですが、

合わなかったっぽいのか、お腹が。。。


更新は毎週金曜日の23時です。

今後ともよろしくお願いします。

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