表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
おじさん道  作者: 西山春登


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

16/30

第16話 ヨガ


おじさん道。


これはただ存在するだけで嫌われる存在のおじさん。

そのおじさんをいかに少しでも嫌われないように生きるのかを問う道。

剣道、柔道、茶道に華道。武士道、騎士道。

それぞれの道はあれど、この令和の世に心密かに新たな道を切り開く!


これぞ、『おじさん道』




鈴本さん(いつもは来ない時間にくると、いつもと違う雰囲気だなー)


(あっ、スタジオレッスンでヨガとかやってるんだ。

へぇ~、カーテン閉めてるけど、インストラクターさんの声は聞こえてくるな。

さーて、おれはいつも通りランニングマシンからの筋トレ、そして風呂&サウナのルーティンだな。)


インストラクターさん「それでは左腕を天井に伸ばし、右足を後ろに伸ばすように。悪魔城ドラキュラのポーズ」


鈴本さん(えっ……?)


(絶対聞き間違えだと思うけど、えっ…何…?懐かしのファミコンソフトの?!)


(やばい。頭の中でそんな特徴的なポーズあったか考えてしまう。

悪魔城ドラキュラのポーズ。たしか・・ムチをこう。。。か?)


(いやいや、悪魔城から離れろって。おれの聞き間違えなんだから。。

久しぶりにやりたくなってくるなー

悪魔城ドラキュラのポーズも気になるし。。)


(あっ…そうだ!たしか来週のこの時間もおれ休みだったかも。。これは天の思し召し!)



翌週。。。



(うわぁ・・・・こんなに女性が多いんだぁ。。。おじさんなのに…悪魔城なんかで参加しなきゃよかったかな。。)


インストラクタ-さん「今日もヨガのレッスンを始めていきますね。

初めての方もいらっしゃると思うので、無理せずできる範囲でやっていきましょう。

それでは・・・・」


鈴本さん(できる範囲。できる範囲・・・こうか………?


あれ……あの後ろ姿?

あっ…やっぱり飯塚さんだ。


てか、最前列であんなにスムーズに体動かして……こんな特技あったんだ。) 


(まぁ、施設の福利厚生で通えてるジムだから、飯塚さんがいても不思議はないけど・・・)


(に、してもあのなめらかな動き・・・美しさすら・・いやいやいや。。)


インストラクターさん「それでは左腕を天井に伸ばし、右足を後ろに伸ばすように。

アルダチャンドラーサナのポーズ」


(これか…?これが悪魔城ドラキュラなのか……?ってかどのポーズも結構きっついな。。

聞き間違いきっかけなんかでヨガに参加するんじゃなかった・・・

って、おっとっと。。。やばっ・・)


鈴本さん「あっ・・・うわっ・・・」



どしんっ!


インストラクターさん「大丈夫ですかっ?」


鈴本さん「だっ・・大丈夫ですぅぅ・・・」

(恥ずかしいな・・・バランス崩して倒れちゃったよ)

(やべっ、飯塚さんと目が合っちゃった。)


静かに頷く飯塚さん


鈴本さん(「うんっ」じゃないよー。どうしよ。ハズイ。おじさんハズイ。)



鈴本さんが悪戦苦闘してる間にヨガレッスンも終わり。。。


飯塚さん「鈴本さぁ~ん、お疲れ様です。いやぁ~、盛大だったね。今日は柔道のレッスン?」


鈴本さん「飯塚さんっ!!やめてくださいよっ!」

(恥ずかしいこと蒸し返さないでよ~話題変えないと・・)


鈴本さん「しっ・・しかし飯塚さん、ヨガすごいですね。なめらかでしたよ。」


飯塚さん「おいおい、片岡鶴太郎と見間違えちゃったかい?」


鈴本さん「それはないです。」


飯塚さん「ないか・・だよね。鈴本さんはヨガレッスン初めて?」


鈴本さん「はい・・」


飯塚さん「なになに?なんかきっかけでもあったの?!」


鈴本さん(言えない・・・言えるわけがない・・・

ヨガガチ勢の飯塚さんに悪魔城ドラキュラに聞こえたからなんて軽い気持ち。。)


「なっ・・なんとなく。。ですかね?ははっ・・」




おじさん道 今日の学び 

「ノスタルジーは突然に。

ヨガマスターも突然に。」



最後までお読みいただきありがとうございました。

おじさん道 第16話でした。


聞き間違い、言い間違い。

よくありますよね。

ベッドと便器とか。

だってどっちも、ほら「べ」から始まるし。


更新は金曜23時です。

今後ともよろしくお願いします。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ