第12話 ロッカーにて
おじさん道。
これはただ存在するだけで嫌われる存在のおじさん。
そのおじさんをいかに少しでも嫌われないように生きるのかを問う道。
剣道、柔道、茶道に華道。武士道、騎士道。
それぞれの道はあれど、この令和の世に心密かに新たな道を切り開く!
これぞ、『おじさん道』
ガラガラ…
「お疲れ様ですー」
鈴本さん「あっ、田中さん、お疲れ様です。」
田中さん「お疲れ様ですー鈴本さん、明日夜勤っすね。いいなーおれも早く夜勤入りたいなー」
飯塚さん「田中くんはAユニットでの研修が終わったらね。」
田中さん「はい、がんばります。」
飯塚さん「それはさておき。さっきはびっくりしちゃったね。田中くん、TK知らない世代だったとはね。」
田中くん「名前は聞いたことあるんですけど、すぐにピンとTK=小室哲哉とは出てこなくて…」
飯塚さん「TM NETWORK。GETWILDとかもわかんないのかな?」
鈴本さん「お父さんお母さんと同年代くらいなのかな?」
田中さん「多分そんな感じっすね。カラオケとかで歌ってたかも。」
飯塚さん「なら、逆に田中くんはどんなの聞いてるの?YOASOBIとか?」
田中さん「いや、もっと落ち着いた感じのが多いですかね。ずっと真夜中でいいのに。とか、tsukiとかヨルシカとか…」
飯塚さん「真夜中……?月…?夜鹿…?」
田中さん「あとなんか最近、NightTempoにハマってて韓国のDJなんですけど、日本の80年代のシティポップをディスコっぽくアレンジした曲とかで注目されてて、シティポップ再ブームの火付け役とも言われてる人なんです。YouTubeとかでも再生回数すごい伸びてて、おれもおすすめに出てきて知りました。マツコの知らない世界とかも出てたらしいですよ。あっ、お先失礼しまーす」
飯塚さん「……お疲れ様ー」
鈴本さん「お疲れ様でーす」
飯塚さん「田中くん、ものすごいしゃべってたね。おれ…シティポップあたりから頭に入ってかなかったよ。」
鈴本さん「そうですねー」
飯塚さん「月とか、真夜中とか、夜とか、ナイトとか………田中くん早く夜勤入れろよ!ってメッセージかな…」
鈴本さん「それは違うと思います。多分。……たまたまじゃないかな…?」
飯塚さん「今度『夜明けのスキャット』歌ってあげようか……」
鈴本さん「……夜、明けましたね……?いらないと思います。」
飯塚さん「だねー」
おじさん道 今日の学び
「意味わからずとも、その熱量だけは受け止めろ!」
最後までお読みいただきありがとうございました。
おじさん道 第12話でした。
一時期、仕事終わりの車内で「Get Wild」聞いて帰るのがブームでした。
やりきった感が増しますよ。ぜひお試しを。
更新は金曜23時です。
今後ともよろしくお願いします。




