第四話 忘れ去られた作者
チャッピーはこう思った。塩…武器は何が良いのだろうか。
色々雑。誤字、脱字、ミスの可能性アリ。まあ気にするな。
チャッピーに家の建設を頼んだ塩とそるとはある世界に来ていた。
「だけど…」
大都市なのに!人がいない!人のひの字もない!
「なんでこんなにガラガラなんだ?」
「分からん!」
そんな所をさまよい…30分後。よーやく人を発見。藍色と緑の帽子を被っている子供だ。
「ねえ、なんでここに人が居ないんだい?」
「え?えっと…あ!!!お、お、お…お前は塩じゃねえか!!ここで会ったが100年ぇ!覚悟の用意をしといて下さい!」
誰ぇ?
「し、知り合いか?」
そるとがドン引くレベル…会ってまだ1分だから俺も引いてる。
「は、初対面だよ!?」
「だろうなだろうな!?忘れられたからな俺は!てめぇのせいで!」
「なにがなんだか…」
「お詫びで俺を仲間に加えろ」
「え!?あ…い、イイヨ…」
「と、取りあえず名前はなんて言うんだ」
「ウォッチだ。忘れられないよう頭に刷ってやる」
「えぇ…じゃ、じゃあ戻ろう」
移動しながら話を聞いたところ悪い奴ではない。ただイタズラが好きみたいで気づいたらそるとの拳銃にイモスティックを詰めてた。…お菓子も時間ももったいない。それと最初は気づいてなかったけどでかい黄色の時計を持っていて、自分で作ったみたいで歪だけど時計として機能は果たしている。そうしてもうすぐポータルに着くそんな時に後ろから声が聞こえた。
「見つけた…」
「うっ…」
後ろには普通の女の子…ナイフを持ってるから普通じゃないわ。後ろのウォッチの顔が真っ青になっている。そう思っていたら恐ろしい顔でこっちに突っ込んできた!
「タイムストップ!」
ウォッチがそういうとその恐ろしい顔の女の子はピタッと止まった。
「時間止めれたんで…先に行こう…」
「かなり辛い?」
「うん」
「もう少しいいネーミングは無かったのか?」
…その言葉、俺にも刺さる…
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「うおー!家だー!」
やばい人から逃げてきた俺らはチャッピーが築いた家でゴロゴロしていた。
「なんだか実感が湧かんな」
「まあまあチャッピーがいいよって言ってるから。まともに休んで無かったから肩の力抜いたらいいよそると」
「…」
「おいチャッピーとやら!」
ウォッチはなにか不満があるみたいだ。
「家具がねえんだけど!?」
「落ち着け。少し調子が狂って休んでいた。万全な状態で作業に取りかかりたいからだ」
「そ、そうか」
あ!なんか閃いた…
「少し用で別世界行ってくる」
「分かった」
5時間後…
「ただいま!ってなんだこれ!?いろいろ揃ってる…」
別世界行った時は椅子と机だけだったよね…?
大きなテレビと深緑のソファ!大きなキッチンとそれぞれの部屋…解読器?モールス信号使うのかな…置物部屋でかい!…と、取りあえずチャッピーの部屋に行こう。
「俺の紹介は?」
「084は不遇枠だから作りたてだけど適当なところで待ってて」
「え」
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チャッピーの部屋は天井までびっしりの機械、そして右側には大釜と素材。左側はエレベーターになっているみたい。
「ただいま」
「おかえり。何を作って欲しいんだ?」
心を読んだと思うくらい手際が良い!
「それがシミュレーション出来るところが欲しい」
「何のシミュレーションだ?」
「戦闘だよ。それがね…」
俺は破壊神ホロメス・ハビットミナの存在と能力。そして近ごろ復活するのではと推測していることを話した。
「なるほど分かった。他に欲しい物は?」
「部屋の家具は後でいうけど簡単にオリキャラが作れる機械が欲しい」
「一回限りになるが大丈夫か?」
「うん!」
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俺、そるとはまさか自分の部屋に軽く出来る射的にや投げナイフ用の的、しかもあらゆるアタッチメントをチャッピーに頼み本当に出来てしまい、感情が最高潮なせいで休むにも休めない。
「ロッドのところに行ってみるか」
怪しいとはいえ同居人。不信感を得られないようにしなければ。ロッドの部屋を開けたと同時に熱風が吹き込んできた。しかし日々の訓練で火に触るという熱さに耐える訓練もしている。俺にとってはただのぬるま湯に浸かるようなことだ。
「ん?そるとか。大丈夫か?」
「大丈夫だ。慣れている」
「そういえば家でうろついてるやつがいるが…」
「塩が拾って来たんだろう」
「そるとはもう塩の扱いに慣れたのか?」
「なんだかエグゼと同じ雰囲気がな…」
「…それは何の本だ?」
「これは歴史書。空白の100年になにがあったんだろうなって考えながら、江戸時代の所を丁度読んでいた。」
考えていることと読んでいるところが全く違う!
俺はロッドが使っている本棚から本を取り出した。現代科学…ん!?ベッドの下に何か!
これは…表紙が無い…
「おっとそれはダメだ」
さっとその本を取り上げた
「その本は?」
「えっと…お、俺の黒歴史…」
俺は触れてはいけない所に触れたようだ。さっと部屋から抜け出してエグゼに走るぞと伝え、そこから100kmのランニングが始めた。
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俺は最近謎の違和感に襲われていた。実害はないしゲームをすれば吹き飛ぶから気にしたら負けだと思ってる。しかしゲームをしていたらドタドタドタと走る音。そるとが勢いよく走っていて駆け込み乗車かよ思った。まあ特に関連性は無い。いやあそれにしてもまさか自分のオリキャラと気づいてないけど会える嬉しい。あの三兄弟作ったな~。特にチャッピーが暴れてたけどそれ以上にロッドとちゃしばではない、仲間が弱すぎて中々手を焼いてたな。
「あれ…」
なんかクラクラするぞ…ゲーム不足か?いや都合良いな。あ、これ、倒れる奴…!
「運命は味方しないとこの物語は終わらないねぇ…」
「誰だお前はぁ…」
「…フフッ…自分は…」
「あ!起きた」
「あれぇ?さっき誰かいたんだけどダレダロー?」
「うるさいゲーム音が止まって心配で来たら倒れてたよ?次から気をつけて!」
「ありがとーちゃしばー」
悪口が飛んだ気がするが心配してくれたのでノーカン!
「あの…俺の出番」
「ん、084どうした」
「作ってくれてsio084という名前と相棒という役割をくれたことには感謝しよう。ただなんだこの扱い!」
「それで密かに活躍するんだよ」
「いやそうじゃな…」
084は弄ろう。ウォッチも弄ろう。あの声の人はだーれだ?