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小比類巻かおり④

宇都宮の突然の

暴挙に頭が回らず

混乱している彼女に対して


彼は、その行動が

決まっていたように

小比類巻の唇を

離さずキスをしたまま


左胸をやや乱暴に

揉みしだいている。


すぐにエッチをしたくなる

男性と違って

女性はエッチな気持ちになるのに

雰囲気や時間がかかる。


急に会社の先輩に

求められても

コッチは気持ちの

準備が出来ていない


わずかな時間で

彼女は、そう思ったが


実際は違った。


気持ちいい


ちょっと待って?


彼氏じゃない人に

触られているのに

なんで、

こんなに気持ちいいの?


小比類巻は自分の

身体の中から

快感の波が来ている事に

戸惑っている。


宇都宮の触り方が

時に強く、時に弱く

絶妙なチカラ加減で

彼女の左胸を

刺激していたのであった。


舌を絡める

キスをしていて

制止の声を出せない彼女は


宇都宮の愛撫を

気持ちいいと

感じている自分が

信じられなかった。


彼女の男性体験は

10人ほどで

それなりの

経験をしてきたので


エッチは

キライではなかった。


ゆえにアパートに

来るまでの間の

15分間


宇都宮が彼女の胸を

触り続けた事で

下地は出来てしまって

いたのであった。


経験済みの女性で

男性に15分

胸を揉まれて

我慢出来る女性が

いるだろうか?


全て宇都宮の策であった。


酔った会社の後輩を

家まで送るんだから

胸タッチ程度の

役得があっても

良いだろう?


最初は、そんな軽い

気持ちだったが


途中で意識を

失ったままだが

明らかに彼のマッサージで

彼女の反応が

変わってきた事で

方針が変わったのだ。


彼も会社の後輩に

手を出すリスクは

充分に理解している。


一線を超えてしまうと

他人ではなくなってしまう


ゆえに付き合ってもいないのに

会社で毎日、顔を合わすのが

気まずくなってしまうのだ。


それに

エッチした流れが

男性に無理矢理されてしまった。


そんな状況なら

なおさらだ。


女性に、その気が無かった。


そう言われて訴えられたら

人生は終わりである。


宇都宮は女性に

困っていない。


なら、何故?

リスクの高い

会社の後輩に

仕掛けたのか?


宇都宮は過去の経験で

今回の彼女との情事は

合意の上のエッチに

持っていけると

ふんだのであった。


だが、自分の勘違いや

思い込みだと困る


そこでキスをしながら

直ではなく

布越しのタッチで

様子を見ながら


彼女の反応を

再確認していたのである。


女性は本当にイヤな時は

猛烈な拒否をする


宇都宮は過去の経験で

それを知っている。


だが酔っているとはいえ

彼女の抵抗は弱い


これはイケると判断した

彼は更にエスカレートして

彼女のTシャツを

脱がしにかかった。


キッチンを照らす

小さな照明の下

23才の彼女は

Tシャツを素早く脱がされ

薄いブルーの

下着姿になってしまった。


既に頭がハッキリしてきた

小比類巻は

キスをされていた

唇を離し

『宇都宮さん、ちょっと

待ってください』


『流石にこれは、

マズイですって』と

彼の行動を制止するように

仰向けに寝た下から

彼を押しのけるように

身体を両手で押して来た。


すると宇都宮は

『何、言っているんだよ』

『お前がキスして来て

誘って来たんじゃないか?』


そう言われて

彼女はハッとする。


確かにイヤがる

宇都宮に2回も

キスしたのは自分だった。


自分が原因だ。


『それは、そうですけど』

『これは、やり過ぎです』

困った表情の彼女は

目線を逸らしながら

そう答える。


そう言われた彼は

『俺だって男だぜ?』

『お前みたいな可愛い子に

誘われたら』

『その気になっちまうよ』


そう言われて

彼女は黙ってしまう。


確かにキスを仕掛けて

彼を焚き付けたのは

自分だ。


誘ったのはソッチだろ?と

言われたら

言い訳は出来ない。


でも、私には

彼氏がいるから

このまま

しちゃダメだ。


『その件は本当に

申し訳ありません』

『私が軽率でした』


この言葉で、宇都宮の

さっきまでの

暴挙は不問となった。


『でも、私には

彼氏がいますから』

そう言って説明した

小比類巻に


『その彼氏は

この1週間

お前に何をしてくれた?』と

強烈な言葉を投げかける。


そう言われた彼女は

宇都宮の下で

彼を見つめたまま

固まってしまった。


頼りにならないだけじゃなく

一切自分を

助けてくれなかった。


飲み屋で散々聞かされた

彼氏への不満


彼女が防波堤として

使っている彼氏を

逆に突破口にする。


『お前が困っていた時に

見捨てた彼氏で

いいのか?』


『何も、してくれなかった

彼氏は』

『ココには居ないんだよ』

そう言って

宇都宮は彼女に

キスをすると


小比類巻は

抵抗する事なく

目を閉じて

キスを受け入れてしまう。


イケる


そう感じた宇都宮は

電光石火の早技で

彼女のブラのホックを外し

素早く、はぎ取った。


明るい照明の下に

さらされた

彼女の胸は

推定Cカップ


そのテッペンにある

薄い茶色の丸い部分を

集中的に攻めだすと


『宇都宮さんダメです』と

彼女は拒否をするように

彼の手を握って制止をするが


その手にはチカラが

入っていない。


『彼氏に怒られちゃうよ』と

泣きそうな声で

小比類巻は言っているが


その言葉は

女性が言い訳として使う


自分の本心ではなく

相手に強引にされた、と言う

逃げ道であろう。


無理矢理なエッチと

強引なエッチでは

雲泥の差がある。


無理矢理は女性が

全力で拒否っている時に

出る言葉だが


強引なエッチと言う時の

女性は満更でもない時が多い。


だが、それを分かっている

宇都宮は

彼女にダメ押しをするように

彼女の耳元で


『本当にイヤなのか?』と

囁いた。


え?


彼女は宇都宮が

何を言っているのか?

意味が分からないでいると


彼は彼女が履いていた

デニムのボタンを

素早く外すと

滑らすように

彼女のパンツの中に

自分の右手を

潜り込ませた。


『クチュ』


明らかに快感が原因で

彼女の中から

溢れ出てきたモノだった。


抵抗する間もなく

1番大事な部分を

触られた挙げ句


何の言い訳も出来ない

事実を知られた彼女は

恥ずかしくて

耳まで真っ赤になっていくのが

分かった。


『こんなに、なって

いるじゃん?』

手のひらで

大事な部分を覆った

宇都宮が

笑いながら彼女に言うと


『違うの』と

彼女は否定したが


すぐに彼女は

目を閉じて眉間に

シワを寄せた

表情に変わっていった。


勝負をかけに入った

宇都宮が

中指を彼女の中に

潜り込ませて

いったからである。






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