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不器用な方

作者: 秋暁秋季

注意事項1

起承転結はありません。

短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。


注意事項2

聞こえが良くなってスーパーハッピー。

散財まみれな今月です。

金は天下の回りものとはよく言ったもので、稼いだ分だけ飛んでいく。

好きな土地をより楽しく回る為に行った乙ゲーの課金。聖地巡礼は浴びる程行ったから、きっと楽しいはず。問題はどれだけその土地がゲームに登場するか。

左耳の難聴の為に医者に掛かる。汚い話しだが、クソデカ耳垢が取れて万事解決。今は右耳より聞こえが良い。凄くスースーする。

そして去年はテーマパークばりに混んでいた花見への入場料。紅く、紅く咲いたツツジがブーケを作っていた。

やりたい事は無いと思っていたのだ。全くもって無いと思っていたのだ。けれども今はこんなにも金を使って娯楽を得ている。

私は神社のベンチに座って、目の前に咲き誇る紅い波を眺めていた。近くで見ても、遠くで見ても、綺麗なものは綺麗だった。すると真隣に一人の青年が腰掛けた。

黒の短髪、ツリ目、ギザ歯。人目を引く和装は鮮やかで派手だった。

「こいつぁどうも。飆靡様。......痛い、痛い、痛い。もう、なんなんですか」

「お前、他の輩に比べて俺に対する敬意が薄いよなぁ」

ギザ歯をガチガチと鳴らして威嚇しながら頬を抓る。元のツリ目に輪をかけて鋭さを増させるので、普通の人間が目を合わせたら、すぐにでも竦み上がってしまう。

飆靡様はぺっと私の頬から手を離すと、私がしていた様に前を向いた。

「お前が気落ちするもんだから、俺だって気を使ってやってるんだ。感謝しろよ」

「呼ばれてお気遣いいただいたのは、存じてますよ。最近見た乙女ゲーに貴方様のお名前を拝見したり、たまたま前を向いたら龍の置物があったり、夢で貴方様の社が出て来たり、ツツジ園がすんなり入れたり」

基本的に不器用である。つまり、『さり気なく呼ぶ』なんて事が基本的に出来ない。呼びたかったら是が非でも、私が嫌がろうがなんだろうが、強引に呼び付ける。来なきゃグレる。全力で暴れて呼びつける。それだけである。それでも気遣いがない訳ではないから、許せてしまう。

今だって、こうやって安らかに過ごせている。

「......」

「本当ですよ。あ」

ふと視界を遮ったのは、花吹雪。幻想的に視界を彩って、今の景色をより華やかにする。

ちらっと横目でお隣を拝見すると、ツンとそっぽを向いて、服に着いた花弁を払っていた。

不器用だと思う。他の何方も差し置いて。そして何より愛する側よりも愛される側なのだと知る。

稼いだ分だけ飛んでいくのがこの世の理。

好きな場所をより楽しくする為に、乙女ゲーに課金予定です。攻略対象とかよく分からん。場所が出てくれば御の字。いぇーい!!


少し汚い話。

聞こえの悪さはクソデカ耳垢でした。

お医者さん含めて『.....(•ᴗ•; )』という空気が忘れられません。いや、すみません。汚ぇもの見せて.....( 'ω')

汚い話し終わり


去年は見れなかったツツジを見に行きました。

昨年はテーマパークのアトラクションばりに並んでいたので、運が良かったです。

聖地巡礼がより楽しくなるぞー。いぇーい!!


やりたい事、無いと思ってんですよ。

外に出れば発見があるし、ないなんてことは無いんだと思い知らされました。


飆靡様って我儘暴君だとは思ってますけど、憎めはしないんですよ。優しくない訳ではないので。

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