閉話5 シーチ古城のマイク・シーチそして降伏した王妃と王子、兵士たちの末路
毎日18時に投稿しています。お読みいただければ幸いです。
今回はかなり残虐な表現があります。お嫌いな方は読み飛ばしていただけるとありがたいです。
クサツ軍の攻撃は熾烈を極めた。第一城壁は破壊され、第二城壁も突破された。現在第三城壁が防衛ラインとなっているが、ここもそう持たないだろう。そうなると、最終城砦だけとなる。すでに食料も武器も尽きかけており、戦っている貴族、騎士たちもそのほとんどが傷ついていた。敵は逃亡しようとしたものや、降伏しようとしたものをゆるさず即刻処刑していたため、逃げるのをあきらめた将兵たちによりなんとか戦闘を維持していたが、もう時間の問題だ。私は只々西部軍が勝利することを祈っていた。
2日後、第三城壁が破られた。最終城砦にこもって最後の戦いになった。
すでに最終城壁もあちこちが破壊され、数日もてばいいところだろう。
私は降伏の使者を送る決断をした。白旗を持った使者が城砦の門から出たとたん、ファイアーボールで焼き殺された。そして一人の男が前に立ち、大声で叫んだ。
「お前たちに与えられた条件は、我々によって捕まり、拷問の末苦しんで死ぬのと、自ら命を絶つかの2つしか選択肢はない。私としては、最後まで戦い続けてほしいと思っている。以上だ」
私の心は絶望で満たされた。
ふらふらと自身の家族と王妃だった妹とその二人の子ども達がいる部屋に向かった。
みな、一つの部屋に集まり震えていた。
私は皆に話をした。
「もうすぐこの城は落ちる。捕まればなぶり殺しが待っている。その前にここで死のう」
妻と子供たちは何も言わなかった。
妹は泣きながら言った。「兄さまがとんでもない野心を持つからこうなったのよ。普通にしていたら今頃は平和に暮らしていて、いずれこの子が王になっていたのに、兄さまの所為ですべてめちゃくちゃにされたの。どうにかしてよ。ねえ、助けてよ」
私は黙って、剣を抜くと子供たちを刺し殺し始めた。
4人いた子供を殺すと、二人の妻に毒を渡した。妻たちは黙ってそれを飲み、全身でけいれんしながらすぐに息絶えた。
「お前たちはどうする?自分たちで死ぬか、私が殺すか」そう言うと、妹と子供は部屋から出て行った。投降して命乞いするつもりなのだろう。無駄なことを思いながら、私は自分の剣で自分の首をはねた。
その日、生き残っていた兵たちは自決するか、一縷の望みをもって降伏するかした。
シーチ古城最終城砦前にて
俺、ジョン・クサツはつまらなそうに眺めていた。
「私は前王の正妃である。子供たちとともに助命を要求する」一人の女が我々クサツ軍のもとにやってきて、大声で言った。
王妃としての最後の意地なのだろう、高級な服に身を包み、高価な装身具を身に着け、化粧していた。
その女は二人の子供を連れていた。ともに男の子だ。一人は15歳ぐらい、もう一人は12歳ぐらいだ。その年になって母親の後ろに隠れているなんて情けないなと思いながら、まあ、運命は変わらないけどなと冷たく考えていた。
その後ろにはよれよれの貴族、騎士たちが付いていた。
全員捕まえると、城砦の外に連れ出した。
「私は王妃です。このような扱いをされるいわれはありません」女は叫んでいたが、口をバールで無理やり開けて舌を焼けた火箸で焼き切るとおとなしくなった。代わりに俺をにらみつけてきた。なので、口と目を糸で縫い付けて、開かないようにした。
王妃は盛んに抵抗したが、鼻を削ぎ落し、そこに焼けた鉄の塊をおしつけたところおとなしくなった。
痛みによるショックなのだろうか、大小ともに失禁し、とても臭いにおいを漂わせた。
まあ、最後だしそのぐらいは許してやるか。
息子のタカシはたくさんの木の串を用意して城外で待っていた。
とりあえず王子からだ。先をとがらした木の串にたっぷりと油をつけてお尻からゆっくり腹のところまで突き刺した。
痛みに最初は叫んでいたが、途中で気絶してしまった。
そしてその木を立てて地面に固定した。体重の重みでゆっくりとだが串が体を突き刺していくのだろう。再び叫び声を挙げ始めた。油をたっぷり塗ったため、出血死することもできず、叫び声をあげ手足をバタバタさせて苦しんでいた。
捕虜にした貴族、騎士たちを次々と串刺しにしていった。木の柱は次々と並べられた。
最後に王妃だ。とりあえず、服をすべて剥いだ。裸にした後、木の板に手足を打ち付け、逆さ吊りにして板ごと木の柱に括り付けた。
真っ赤に焼けた火箸を尻穴等に何本か突き刺し、そのまま子供たちの側に柱を立てた。
最後ぐらいは親子がそばで死ぬぐらいは許してやろう。俺も甘くなったなと思いながら、俺は古城の崩れた壁に寝転がった。
タカシは、城内を探索しているようだ。色々部下に命じている。
偉くなるとやりたくない仕事が増えるな、と思いながらファーに膝枕をしてもらいながら考えていた。
貴族、騎士たちや王子の断末魔の叫びは何日も古城の周辺に轟き渡ったという。
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作者は、ヘル〇ングやドリ〇ターズが結構好きで、ああいう表現をしてみたいと思っていますが、なかなかうまくいきません。ひたすら練習ですね。