表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
9/76

8話 転生の理由

【注意】

・自己満でやっています。

・作者はストーリーを文章に表現するのが超苦手です。

・作者は細か所が気になり過ぎるタイプですのでほぼ100%編集します。

・文法や言葉の使い方、語彙などがおかしい場合があります。(←ココ超絶重要)

・作者が設定を忘れてる場合があります。

 うわ!?ど…どこから?


 僕は前後左右を確認するが、このサリエルを名乗る美少女以外は誰も居ない。


「(フフッ、驚いてるね。でも安心して、別に私はあなたをどうこうする気は無いから。それと今はあなたと《念話》を繋いでるから念じる感じで話掛けてね。)」


 《言語識字》のおかげで言語が日本語に聞こえるのは助かっていたが、まだ舌足らずで上手く発音出来ないので、これはすごくありがたい。


『(えっと…わかりました。僕はヘレンと申します。ついさっき名前を付けて貰いました。)』

「(そっか、ヘレンちゃんね?いい名前だね!!)」

『(あ…ありがとうございます。)』

「(ふむ、それで早速なんだけど、何故私があなたを呼んだかわかるかしら?)」


 わかるも何にも、そんなもの答えは一つしか無い。


「(僕が転生者…ってことですか?)」

「(大正解!!)」


 でしょうね。なにせ、ついさっき「転生者さん?」なんて確認とも受け取れる発言をしてたし。


『(もしかしてサリエルさんは僕が転生した理由を知ってるんですか?)』

「(知ってるには知ってるけど、あんまり詳しくはないわね。まぁ、私が把握してる情報だけ教えておくね。)」


 そう言ってサリエルさんはことの経緯の説明を始める。


 要約すると、僕の転生は神が関わっているらしい。どうも冥界神ウィノアという最高位の神様が輪廻の管理の最中の何らか不手際により、記憶が削除出来てない状態のたましいがその輪廻から外れてしまい、この世界の輪廻に入り込んでしまったと。


 この時点で色々訳わからんけど…わかったことは一つ!!


『(神様もミスはするんですね。)』

「(そっちかい!!まぁ、あのウィノア様がミスをされるなんて私には想像の及びもしなかったけどね。)」

『(そうなんだ。)』


 軽く小話を挟んだ後、再び説明に戻る。だがここからが凄かった。


 どうも僕の現在の種族である"天使族"だがなんと最短で四、五百年に一度、七つある系統のどこかに誕生するそうで、この世界で最も希少で数が少ない種族の一つだそうだ。僕のステータスの種族の欄に"サリエル派"とあったが、あれは系統を意味していたようだ。


『(つまり、僕はおよそ五百年に一度の奇跡で天使族に転生したってことですか。なんというか…これが仮に誰の手も加えられていない偶然の賜物なら凄い確率になりますね。)』


 僕のその反応にサリエルさんが付け足す。


「(いえ…それだけじゃないわ。前世の記憶を保持していたり、ウィノア様のミスをされる要素なんかも考慮したら…。)」


 いやいやいや。それ実現可能なのか?いや、可能だったからこそ今の僕がいるんだけどさ、最早天文学的確率なんてレベルじゃねーじゃん。


「(とりあえず、こう言った有り得ないような奇跡の連発によってヘレンちゃんは私の系統の天使として転生したということです。そしてここからが本題なのですが…。)」


 そこまで言ってサリエルさんは真剣な表情で僕を見つめる。僕も空気を察し、表情を改める。


「(率直に聞きます。あなたは地上に降りることを望みますか?)」

立場は違えど、いきなり《念話》で話しかけて相手の驚く反応を見て楽しむところはやっぱり似るのかもねー。




・遠くから話す時は《思念伝達》

・近くで話す時は《念話》



評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ