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ねぶた師:鹿野章一(かの しょういち) 「弁慶大地に立つ」  青森ねぶたは実はOOOOだった!。

作者: ア煌

巨大なねぶたが動き出す時、君は笑いの涙を見る?!。

某年8月5日、午後8時


跳人達の声

「らっせらぁ~らっせら~、はっ!、らっせらっせらっせら~、はっ!」


場所は青森県青森市の青森ねぶた祭会場


跳人達の声

「らっせらぁ~らっせら~、はっ!、らっせらっせらっせら~、はっ!」


青森ねぶた祭は絶頂を迎えていた。


跳人達の声

「らっせら~らっせら~らっせらっせらっせら~、はっ!、らっせらぁ~らっせら~、はっ!、らっせらっせらっせら~、はっ!」


その時。


アナウンス

「緊急警報、緊急警報、宇宙からの侵略者が当ねぶた祭会場に近づいております、市民や観客の皆様は至急避難してください。」


跳人達の声

「らっせらぁ~らっせら~、はっ!、らっせらっせらっせら~、はっ!」


アナウンス

「もう一度お知らせいたします、宇宙からの侵略者が当祭会場に近づいております、市民や観客の皆様は至急避難してください。」


跳人Aの声

「らっせらぁ~らっせら~・・・・・・・はぁ~!?。」


弟子

「師匠っ、早く逃げてください!。」


鹿野

「逃げる!、なぁ馬鹿な事を言んだば、わんどねぶた師が何の為にこごさいると思ってるんだばっ。」


弟子

「んな事いいから逃げてください、ねぶたは残念ですけど、また作ればいいじゃないですか。」


鹿野

「馬鹿者ぉ、逃げるだの言ってねんで台座の裏の入り口からとっと中さ入って弁慶ば動かせじゃ。」


弟子

「べ、弁慶を動かすって!?。」


鹿野

「なんぼ聞かん児だば、いいはんで乗れじゃ。」


弟子

「わ、解りましたよぉ。」


そう言って弟子は台座の裏にある入り口から入り中の階段を上がると操縦席みたいな物があった。


弟子

「これ、ロボットの操縦席か?。」


そう、実は青森ねぶたとは青森三内丸山縄文遺跡で発掘された古文書に記されていたいつかは来るであろう大型宇宙人からの脅威に対抗する為に作られた郷土ロボットなのである。


席に着く弟子。


弟子

「電源・・・ボタン・・・は!・・・これかっ!?。」


弟子が電源ボタンを押すと弁慶ねぶたロボットの目が光った。


グゥオオォ~ン(ロボットの起動音)


すると台座にて半座りだった弁慶ねぶたロボットの右足が地面に着き、次に左足が地面に着いた。


ウゥンオンオォォォンウォォォォオン(ロボットの起動音)


両足を大地に着け弁慶ねぶたロボットは大地にたった!。


弟子

「ど、どうやって動かすの?。」


無線による鹿野の声

「んなの適当でいんだね、第一よTVのロボットだってたんげ適当だべな。」


確かに鹿野の言う通りTVのロボット達は操縦桿1~2本とペダル3~4枚で動く原理だが詳しくは誰も解らない?!。


弟子

「適当って、と・・・・とにかく頑張ります。」


対する宇宙からの侵略者は体長が20メートルはあるだろう!?。


鹿野

「けっぱれやぁ~。」


ねぶたロボットは体長が10メートル、勝てるのだろうか?。


弟子

「行くぞぉ~。」


時を同じくして、弁慶ねぶたロボットのすぐ後ろの方にいた那須与一ねぶたロボットが得意の弓矢で飛来する宇宙からの侵略者を打ち落とす。


宇宙からの侵略者

「’$YR&E’E(#&)」


弓矢が刺さった宇宙からの侵略者が青い森公園に墜落する。


青い森公園にいた市民

「わぃは、たまげだじゃ。」


弟子

「よぉ~しっ、やってやるぅ~。」


墜落した宇宙からの侵略者を弁慶ねぶたロボットの金棒のフルスイングで弾き飛ばす。


宇宙からの侵略者

「’$YRM#%#”(&E’E(#&)」


ガシャァ~ン、ガラガラガラガラ(破壊音)


弾き飛ばされた宇宙からの侵略者が青森県庁に激突した!。


県職員

「うわ~~~~。」


県庁舎の2階や3階でねぶた祭を見ていた県職員が逃げ出す。


宇宙からの侵略者

「ZG%DJ#(D」



宇宙からの侵略者の目から出たビームが弁慶ねぶたロボットに飛んでいく。


弟子

「やっべぇ。」


ビームが弁慶ねぶたロボットに直撃する。


弟子

「うえあぁ~。」


倒れる弁慶ねぶたロボット。


宇宙からの侵略者が再びビームを放つ。


と、その時、倒れている弁慶ねぶたロボットの前に伊達政宗ねぶたロボットが立ちはだかり日本刀で宇宙からの侵略者のビームを跳ね返したのだ。


跳ね返った宇宙からの侵略者のビームが青森県警察本部の建物を直撃する。


ジュワ~(ビームで溶ける青森県警察本部の建物)


警察職員

「な!、なぬすんだばぁ~。」


有事に備えて待機していた警察官達が驚いた!。


グゥオオォ~ン(ロボットの起動音)


なんとか立ち上がった弁慶ねぶたロボットが・・・・・


と、その時。


誰かの声?

「師匠っ」


誰かってぇ?多分・・・・弟子?

「師匠ぉ」


弟子

「起きてください師匠。」


鹿野

「う!、うぬぅ~、なん~?なしたぁ??。」


弟子

「何って師匠っ、ねぶたの絵図にヨダレが付いていますよっ。」


鹿野

「あっ、・・・んだが、まぁいいべなっ。」


弟子

「良くありません、まぁ~たねぶたがロボットになる夢でも見ていたんでしょう?。」


鹿野

「んだっ。」


弟子

「んだっじゃありません、顔でも洗ってきてくださいっ。」


鹿野

「はぁ~い。」


弟子

「まったく、あんなんじゃ先代に申し訳ないったらありゃしないわな。」


先代である鹿野勝章はとてもとても高名なねぶた師で「名人」の称号を得たねぶた師の1人であった。


鹿野

「今度は弁慶ねぶたロボットさジェットエンジンば付けて飛ばしてみるが?。」


ねぶた師:鹿野章一、彼はねぶた師でありながら自他共に認めるロボットオタクでもあったのだ!。


弟子

「師匠っお(怒)。」


鹿野

「わいっ、おっかねじゃ!。」


終わり


実際、細い木材と針金の骨格に和紙を張った物じゃ闘いになりませんて。

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