表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
不戦条約  作者: LAD
2/2

感謝祭

「半年に一度、五月と十一月に感謝祭がある。

この世に生きていることに感謝する日…らしい。

そして、その日は一家の大事なものを献上し、

燃やす。(うん。燃やす意味!!!!」

って思うかもだけど、まぁいいとして)

国王が住まわれる、城の前で行われるから

すごく盛り上がって、あちこちで零れた酒が

ものすごいことになっている時があった。

まぁでも、剣士である俺達にとっては、

年に二回しかない貴重な

「「帰宅できる日」」だから

そこまで盛り上がらないと思うのだけどな」


「ふーん」

「ふーん。って、本当に感謝祭のことを

知らないのか?クローバー´」

「うん。さっきのノイルの説明を聞いても、

全く心当たりがない」

「記憶がないのか?」

「どうなんだろう?

僕が偶然見たことがないだけなのかも」

俺に対して、クローバーがそう言い放ったとき

アキトが口を出してきた。

「そんなわけないだろ、!

あれだけ毎回、盛大にやっているのだから

知らない奴がいる訳がないだろ」

「まぁまぁ。クローバーにも色々と事情が

あるんだろ

それに、完全に見た事がないっていう

可能性も、捨てることも出来ないと思うよ」



ちょっとキレ気味のアキトのことを、

俺の幼なじみでもある ナユ が優しく

論してくれている。 にしても、なんで

キレ気味なのか、もしかして………


「アキト キルとの間で何があった?」

「アイツの名を出すな、❗ 殺るぞ」

そう言い放って、アキトが睨んでくる

「あれ、、

今 誰か僕の名前を言わなかったかい¿?


出たよ、、煽り中毒者。

人の地雷を確実に踏んでいくという技術に長けた男

アキトとキルは同じく炎の技を主体に使っている

から、衝突することも多々ある、

いつもの日常に彼らの喧嘩があって

正直 慣れたわ

「いやーー

まさか君よりも劣っていたはずの僕が

君よりも先に朱華はねずの技を使えるよう

になるとはね。

君はもっと先の技を習得しているのかと思って

いたよ。

僕が思っていたよりずっと君は習得している

技が少なかったんだね。

驚いたよ!、じゃあ、君は頑張って朱華を習得

してね。僕は唐紅からくれないを習得する

から」


付け加えるなら、キルの方が総合成績では上だ

さらに付け加えるとするならば、

紅炎こうえんの技の難易度は

低い順に

真紅しんく

紅葉もみじ

梅重うめがさね

朱華はねず

唐紅からくれない

赭 (そほ)

銀朱ぎんしゅ

紅赤べにあか

朱 (しゅ)

真朱しんしゅ

緋色ひいろ

となっている。

要するにキルの方がアキトより少し勝っている

まぁ、そんなに変わらないと思うけれど

そんなちっぽけな差が負けず嫌いのアキトには

許せないらしい。

相手にしなければいいのに、丁寧に相手をしている

から、優しいのか、バカなのか、よく分からない

アキトの場合、すぐ飽きるため

それが技を習得出来ない大きな原因だと思う…



「ノイル、アイツ殺していいか、。?」


関係のないを考えている間に二人の喧嘩は

だいぶエスカレートしているようだ

「二人の会話を聞いていて」

くだらないと心で思いながらも

「ダメだと思うぞ」と一応返しておく。ことにした

「うーーん、じゃあ、やめる」

引き際が見つからずに、俺に意見を求めたってこと

でいいのか、…

適当に言っただけなんだけど

結果オーライって事でいいよな、うん

キルはアキトがもう相手をしてくれないと悟ったのか、どこかに歩いて行ってしまった


そんなことよりも、


「みんな、感謝祭の話をするのもいいんだけど、

その1ヶ月前に試験があるだろ、

それは大丈夫なのかよ、みんなで(e)に昇格

したばかりなのに、今から´ (d)に逆戻りは

キツイぞ」


剣士が所属する 剣士隊

それは、王を最高責任者とし

継いで、剣士長が七名、

そこから


j … i … h … g 〜 c b, a

というような

jを一番上のピラミッド状になっている。

その半年に一度の試験では、昇格、降格

のどちらかに決まる。

現状維持は存在しない、試験の内容は単純、

一班でまとまりとなり、ほかの班の同期との

総当たり戦で、その勝率を競う。

俺達は第二十期生で、七班。

班員は班長が俺、アキト、ナユ、ナヤ、

ジルキ、ユミル、ルミ、キル、そしてクローバーだ


「まぁ、大丈夫でしょ

班長が頑張ってくれれば」

「そうだな。じゃあ、班長ノイルさん

頑張ってください」

ナユが言ったことに、被せてアキトが言ってくる。


´「いやいや、お前ら本当に試験のルール理解

してるのか?

勝ち残り戦だからお前らが頑張ってくれれば

俺は試合に出なくて済むんだって」、

「はいはい、ノイルが出なくて済むように努力

するけど。最後なんだからどうせ、出ないだろ

って思ってないで、一応練習しておいてね」

「あぁ 分かった」

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ