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君が大人になったら? 俺は君に告白するよ。

作者: 七瀬




俺は、小学校の先生をしている。

___教えているのは? 国語と社会。


俺は、小学校2年生のクラスの担任でもあるんだ。




・・・それにこれは! 誰にも言えない事なのだけど?

俺は、俺が教えているクラスの女の子が気になっているんだよ!


___まだ、8歳の女の子だというのに。

その女の子は、少し大人びているというか?


妙に色っぽさもあって! 大人になったら、この子はきっとキレイな

女性になるだろうなと俺はこの地点で、彼女に目を付けているんだよ。



___だけど?

俺は、学校の先生だ! 生徒に手を出すなんて有り得ない!


・・・それに、こんなに幼い子供に手を出したら?

俺は、即刻教師をクビになるだろう。





___だから時間をかけて、彼女に俺の事を好きにさせる事を考えている。


『___大角! 少し先生と話をしないか? お前に話したい事もあるしな!』

『___えぇ!? 先生と、ですか?』

『___あぁ、嫌か?』

『そうじゃないけど? 今日は、早く家に帰らないとママに怒られるから。』

『___そっか! じゃあ、まただな!』

『はい!』




___見た目は、少し大人びていても話せばやっぱり子供だな。

俺は、この子の成長が楽しみだよ。





___俺は、ある時。

彼女に、俺の気持ちを伝えてしまったんだ。


『___なあ、大角? お前は、好きな男の子とかいるのか?』

『___先生! わたしね、同じぐらいの歳の男の子には興味が

ないの! わたし年上の男性ひとの方がいいな~』

『___それは! 本当か!?』

『___えぇ!?』

『先生ぐらいの男は、どうだ? 大角からしたら、恋愛対象になるのか?』

『___急にどうしたの、先生?』

『俺は、大角! お前の事が、好きなんだ!!!』

『___えぇ!?』

『ごめんごめん、急にそんなこと言われたら? そりゃ~ビックリするよな! 

もう、この事は忘れてくれ!』

『___うーん? ねえ、先生?』

『・・・なんだ?』

『___わたしも、先生のことが好きだよ。』

『___えぇ!?』

『___だからね、わたしも先生のことがスキ。』

『・・・本当か?』

『___うん!』





___俺はこの時、内心嬉しくてかなり心の中では喜んでいたんだ!

顔には出さないようにするだけで精一杯だったけど。


あんな可愛い女の子から、先生のこと好きとか言われたら。

___嬉しくない訳がないじゃないか!



俺は、この日から彼女に何度も何度も繰り返し、“俺も君が好きだよ”と

伝え続けたんだ。


___今はまだ、幼い女の子で恋愛対象にはならないけど?

この子が、もう少し大きくなったら俺と付き合えるように。


___長い時間をかけて、この子を見守っていこう。





___そして、今日も俺はあの子にこう言っていた。


『___なあ、大角! 君が高校生になるまで俺はずっと待っているよ。

それまで、誰とも付き合ってはいけないよ。大角と最初に付き合うのは?

俺なんだから!』

『___うん! 分かってるって、先生!』

『___あぁ! お前が分かっているならそれでいい!』

『___先生、大好き!』

『___俺も、大角しか見てないよ。』






___俺は、この子に夢中なのかもしれないな~!

年齢差や身分とか? 関係ないんだよ。


___俺は、ただ純粋に彼女の事が好きなだけ。

これからも、ずっと先生はお前のことだけが好きだからな!






最後までお読みいただきありがとうございます。

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