第四話:監禁部屋完成
監禁部屋の防音工事が終了した。
獲物の女に付ける首輪と鎖はすでに海外SMサイトから取り寄せてある。
鍵付き。
頑丈で獲物の女にはずされることはない。
ただ、これを工事業者に壁に設置してくれとは頼めない。
意図がバレバレだ。
そこで、耐火金庫を購入。
重量二百キログラム。
十万円。
「このバイオリン、ストラディバリウスと言って超高級品なんです。万が一、盗まれたり、火事で燃えたりするとやばい。金庫を防音室の床に頑丈に備え付けてください」と言ったら、なんの疑いもなく設置してくれた。
本当は安物のバイオリンで、一万円もしないけどね。
金庫より安い。
残りの作業は自分で行う。
鎖の端っこを金庫のノブに、頑丈な南京錠で付ける。
鎖を引っ張ってみる。
びくともしない。
この金庫、後で普通に使えるな。
終わったら、会社で使おう。
まあ、それはともかく。
鎖の長さは二メートル。
獲物の女は部屋の真ん中寄りに置くことにする。
中央に一人が寝れる大きさの白いマットレス。
部屋の端っこに災害用箱型トイレに携帯洗浄器、凝固消臭剤などを数個置く。
反対側にパン、ペットボトルなど食料を適当に。
高級デジタルカメラ及び三脚を設置。
写真撮影用ライトに背景スタンドも設置。
大きい鏡も設置。
これで、監禁部屋は完成。
後は獲物の女を捕まえるだけ。
グヒヒヒヒ!