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月の裏側  作者: 早川司
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夜の街

夜が近付くにつれ、この街は姿を変える。

いや、姿が変わるというか住人が入れ替わるというべきだろうか?

明るく染めた長い髪をなびかせ、濃いめのメイクをした女性が僕とすれ違った。

高いヒールを上手く履きこなし、足早に歩くその女性からは甘い甘い香水の匂いがした。

ここにはそんな女性しかいない。なぜならここは繁華街、所謂キャバクラやスナック、ラウンジ等がひしめき合う飲み屋街なのだから。


この時間はそれぞれ自分の店へと出勤する女性達がたくさんいる。服装や髪型は一般の女性達と変わらないが、やはり雰囲気が違うと僕は思う。客の前では笑顔をめいっぱい振り撒くのに、出勤前の彼女達はどこか醒めた目をしていて、それが余計に一般人とは違うと感じさせる。

何て事をぼんやりと考えていたら、あっという間に僕の職場に到着した。華やかな繁華街の少し路地の中にあるバー、そこが僕の職場だ。



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