Ⅰ.魔術関連知識(01)
○魔力
世界の根幹を成す物質。
全ての生命に宿り、性格や体質を決定付ける物になる。
生命以外の物質には魔力が宿っていないが、全ての物質に魔力を媒介できる「エレメント」と呼ばれる「コンバーター」が存在する。
○魔術
体内にある魔力を利用し、魔力動脈を媒介にして発生させる能力。
呪文詠唱や魔術式の経由が無ければ純粋な魔力の塊として発生する。
魔術には大きく分けて3種、黒魔術、白魔術、召喚魔術がある。
○魔法
魔術とは全くの別物であり、神の御業と呼称される。
無から有を生み出すと言われる能力であり、神話的な背景がある。
媒介や術式、詠唱を全く必要とせず魔術を発動させる状態を意味する。
極端に表現すると、魔力やエレメントすら必要なく、これこそが「超能力」と呼ばれるに相応しい技である。
現在魔法を使える人間は世界に存在しない。
○エレメント
全ての物質に宿る魔術媒介。
放った魔力を媒介させることにより、性質を変化させる。
主に炎や水、風等の性質に変換される。
近代的にこの手法が「コンバート」と呼ばれるようになった。
コンバートを利用して魔術を発動するのは主に黒魔術である。