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星を護る者達  作者: かたな
第1章ー第8居住惑星管区編
2/12

プロローグ2〜希望を託されて

来年まで投稿出来ないと言ってましたが、息抜きに書いてたら止まらず、勢いで書いてしまいました。(勉強しろ馬鹿www

地球からオリオン方面に約三万二千光年の位置に、ある惑星があった。


その惑星は地球とよく似た惑星で、大きさは地球とさほど変わらない惑星である。


唯一違うのは、その惑星には大陸が一つしかなく、陸と海の比率は陸が1で、海が2であることだけであり、地球人とよく似た(耳が尖っていて肌は少し赤みがかっている)容姿の人々が住んでいる緑豊かな星であった……その時までは…。


その惑星、名をコーネリアと言うが、コーネリアが属する恒星系は、恒星とその惑星コーネリア以外の惑星は4つしかない小さな恒星系(ただし、準惑星に分類される星は十個程ある)で、其れらの星々をコーネリアの人々は治めていた。


ある日、その恒星系の惑星の一つサルサに住む子供が、まだ昼間なのに急に視界が暗くなった事に気づき空を見ると、見たことの無い宇宙船が大量におり、次の瞬間には眩い閃光が見えたかと思うと、その子供は瞬時にして意識を失う…そして子供のいた地点にはクレーターができていた。


これが、彼らの地獄の様な日々の始まりである。


その謎の宇宙艦隊は、惑星コーネリアの艦隊を物量で圧倒し、遂にコーネリア本星の目前まで迫っていた。





惑星コーネリア・ 首都・ネリアス


今現在、この首都にある城でコーネリア公国国王、マイル・デ・コーネリアはある決断を迫られていた。


其れは、正体不明の敵より突如として伝えられた降伏勧告である。


彼が迷っている理由は、その降伏勧告の内容が、余りにも認めたく無い内容であったため、彼は悩んでいた。


その内容は、簡単に言えば、奴隷か死かであったため、彼の臣下達も意見が分かれていた。


「奴隷など死んでもごめんだ!其れなら死んだほうが遥かにマシだろう‼︎」


「貴様が其れでよくても、民はどうだ⁉︎貴様が一人死ぬなら良いが民を巻き込むな!」


「ならどうする⁉︎降伏して奴隷か?笑わせるな!自国の民を奴隷に差し出せと言うのか!?」


「そんな事は言っていないだろうが!」


「いい加減にせんか!見苦しいぞ‼︎お前達がそんなんでどうするのだ‼︎」


臣下達の言い合いに国王が一喝すると、その臣下達は皆不安げな表情で国王を見つめ、国王はその臣下達の目を見て、ある決断を下した。


「今大切なのは生き残ることだ、だが、希望を無くしては生き残ることなど出来ない。だから、私は、我が娘、フィル・ナ・コーネリア、そして、フィルが率いる我がコーネリア最後の艦隊に出来る限りの民を乗せた最後の宇宙輸送船を護衛させ敵の包囲を突破し、この星系を脱出させようと思う。彼女らこそいつかコーネリアを取り戻す希望になってくれるだろう。彼女らが脱出出来たその後で我らは降伏しよう」


「しかし無謀です」


「だがやらねばならんと思う。我らには希望必要なのだから」


国王がそこまで言うと、国王や臣下達のいる部屋に一人の少女が入ってきた。


「フィル、聞いていたな?」


「……うん、聞いてた」


国王の言葉にその娘である少女は短く答える、しかしその瞳は真っ直ぐと父である国王を向いていた。


「思えば、お前は幼い頃から感情の起伏が少ない子だったな…だが、人一倍優しい娘で、感情が分かりにくいが、その目は澄んだ良い瞳だ…その瞳を見れば、普段感情が分かりにくくても、其れを読み取ることが出来る。私はお前の父でよかったと心から思う。だから今は……分かるな?」


「うん……皆を守る、そしていつか帰ってくる………だから……待ってて」


気づくと少女は薄く微笑み涙ぐみながら父である国王に抱きしめられていた。





その9時間後、コーネリア残存艦隊42隻と民を乗せた輸送船5隻が惑星コーネリアを旅立っていった…。

次は本当に来年まで無理そうですので待っていてくださると幸いです。

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