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星を護る者達  作者: かたな
第1章ー第8居住惑星管区編
1/12

プロローグ〜連邦の起源

取り敢えずプロローグです。


次話は来年になりそうです。

西暦2250年 地球は一つの国家となり、その人口は120億を越え、人類は太陽系全てを生活圏を広げるまで発展していた。


第三次世界大戦を切っ掛けにした国連主体の地球統一論、何処から出たか分からないこの主張はしかし当時の国連では余りにも役不足であった。


当時…西暦2060年は国連が如何にお飾り的な物であるかを如実に表した年といえる。


2057年に中国、韓国連合による日本侵攻で露呈した安保理の機能不全、更に中韓連合の侵攻により低下する日本経済、それにより世界シェアの半数以上を占める各日本企業の業績悪化に伴う世界規模の経済打撃、この経済打撃により世界各国は事態の重さに気付くも時すでに遅く、中韓の暴走は止められなかった。


そして2058年8月2日、午前9時57分 日本の海における重要拠点の一つ、呉が壊滅した……巨大なキノコ雲が観測され、核使用が決定的となった。


この事態に各国は驚愕し、日本との安保条約を結んでいながら何ら行動を起こしていなかったアメリカも反対派が多数を占める議会を捻じ伏せて日本の救援に動く、其れに倣う様に各国は日本の支持を表明し、戦争勃発から1年 日本国自衛軍に援軍としてアメリカ、ベトナム、台湾、インド、オーストラリアなどの多国籍軍が加わったことで自衛軍は反撃に転ずる。


2059年 3月 中韓制圧下に有った九州鹿児島県全域と沖縄県の奪還作戦が行われ、その作戦における自衛軍の鬼気迫る戦いぶりに共同作戦を取る各国軍は驚愕とともに畏敬の念を抱いたとある某国の司令官は語っている。


そして2060年にはロシアが中韓連合に戦線布告し世界大戦の様相を呈し、インドやベトナム、台湾などもこの年は戦場となり、国連の決議も最早完全に意味の無い物へと成り下がった。(この頃にイギリス国籍の船が撃沈されたのを理由にイギリス軍参戦)


戦争中行われた国連決議は32回、いずれも中韓を非難するものではあったが効力の無い物ばかりで、2061年 2月に戦争が中韓の降伏と言う形で終わるまでには、国連は完全に無視される様になっていた。


この戦争の後に選出された国連事務総長は直ぐに国連の改造、改革に取り組む、その一つに安保理解体と常設国連軍がある、常設国連軍は何処の軍隊を基幹とするかで揉めたが兵士個々の倫理観、中立性(人種や国籍による差別をしないかどうか)や規律、練度、軍隊としての能力などが選考基準となり、結果、日本国自衛軍、アメリカ軍、イギリス軍を基幹戦力として編成される事になる。


そうした改革は2080まで続き、その改革を受け継いだ事務総長が必ず年に一回はストレスで倒れる程に険しい道のりであったった様だ。


そうした改革の後に2060年より唱えられていた地球統一論を実行しようとする動きが起き、遂に2100年遂にl地球連邦《Earth Federation》が誕生した。


尚、常設国連軍はこの時に|地球連邦軍《Earth Federation Forces》と名称を変更している。(因みに中韓連合の軍隊は解体され、連邦軍には組み込まれていない)


地球連邦の初代大統領は地球連邦が誕生した際の国連事務総長であり、連邦になる際にそれまでの国家間の問題や、連邦の憲法の策定などでその力量が広く認められたイギリス人のダニエル・アンダーセン(56)である。


彼は後に連邦の国父たちと言う本を出し、その一節にこう書かれている


「私は確かに、連邦の初代大統領であったが、国父では無い、真の国父は私の前に国連を改革しその基盤を作ってくれた嘗ての事務総長達や、地球統一論の切っ掛けとなった戦争で血を流した者達であると、私は思っている」


そしてその一節は2250年現在でも歴史教科書にのりつづけている。

頑張って最後まで書き切りたい!


介護士試験が……


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