魔法検定一級
「それでは一一次試験はじめっ。」
私は今検定を受けている真っ最中だ。
確か魔法検定一級というのだ。
この魔法検定は十級から一級まであって、
この資格がないと扱ってはいけない素材とかもあるから受けることにした。
それにこの検定に受かれば魔法ギルドで情報の面でかなりの便宜を図ってもらえる。
本当に最新の研究は研究者が秘匿すると思うけどちょっと前ぐらいなら魔法ギルドにも流れてるからね。
どうやら私の方が魔法の研究に関しては進んでるみたいだけど一応ね。
情報を集めるのは大事だから。
別に王族のエリーのことを知らなかったからむきになってるわけじゃないよ。
それにデメリットもほとんどないし。
二級まではいろいろな義務とかあるんだけど一級になると義務がなくなるんだよね。
まあ義務もなくなるような私見だから当然難しいわけで私と一緒に受けてるのは五人だけだよ。
それでも受かるのは確か五年に一人ぐらいだったかな。
まあ、とっても難しいんだよ。
と言っても簡単だ。
現在公開されている魔法技術をほぼすべて知ってればこの魔法検定は受かる。
ただし一次試験はだけど
二次試験は一級をすでに持っている人が直々に魔法の実技を見る。
魔法の発動速度、魔法の強度、魔力のロス、魔法の精度、何もかもが見られる。
そして二次まで進んだら一級の人にわざわざ見てもらうのだから当然かなりの費用が掛かる。
まあそれも一級に受かったら支払いを免除されるんだけどね。
だから何の問題もないよ。
っとと、考え事しながら問題を解いてたら答えを間違えちゃった。
この理論はまだ発見もしくは公表されてないんだった。
今どこまで知られてるのかっていうの考えないといけないからめんどくさいなあ。
「では試験を終了します。皆さんお疲れ様でした。
試験結果は明日魔法ギルドにて張り出します。確認を怠らないようにしてください。」
試験は簡単だったなあ。
ほぼ全部の問題が丸暗記で対応できるような問題だったし、
ひっかけ問題も少なかったからねえ。
「おい、そこの。」
さーて、この次の予定は魔道具検定一級か。
時間もまだまだあるしお昼はクロと一緒に食べようかな。
「おい、聞いているのか!」
けど学園まで行くのめんどくさいなあ。
はあ、まあしょうがないか。魔法でかなり身体能力を強化して路地裏でも一気に駆け抜けよう。
「おい、むしをする・・・・・・。」
後ろの方でなんか言っていた。
あんな態度だったら相手の人も相手にしないだろうにそんなこともわからないのかな?
あーあ、からまれていた人かわいそう。
まあ私には関係ないしほっとくけどね。
テンプレですね、わかります。




