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暗殺者の非日常  作者: きつねさん
学園都市 入学編
36/43

応接室  *赤髪視点

最悪だ。

今回の任務は学園内への潜入

そのためには目立たないことが必要だ。

貴族なんかに目をつけられたら最悪だ。

だというのにっ!

あのアリアとかいうやつやってくれたな。


多分あの場所にいたのは貴族の護衛とかばっかりだ。

学生レベルの護衛などいらんからな。

そいつらに実力者として見られた。


はあ、どんな罰を受けることになるやら。



いや大丈夫だ。

何をするために学園に侵入したのかは言われなかったからわからないけどその目的によっては大丈夫。

ダメだった時は・・・・・・・。

まあ先のことを考えても仕方がない。

このプリントにはもっともらしく理由とか書いとくか。



そうそう今回のことでの収穫もある。

あの場にいた中にふたり

裏社会の人間がいた。


一人はかなりの容姿の娘と一緒にいた男

身に着けてる物はかなりいいものだった。

こいつとはたたかいたくないって思った。


次に二人目、

こいつは小物っぽい。

けど邪魔になる可能性もあるからな。



この二人は要報告だな。

何が目的かわからないし。

この報告で今回のこと何とかチャラにならんかなあ。



俺は孤児だった。

すりの技術を磨いて何とか生活してた。

おなかは減ってたけどそこまで不幸だとは思っていなかった。

そもそも他人と比べること自体知らなかったから。


そんな俺に転機が訪れた。

俺がすりをした、いやすりをしようとした相手が暗殺者ギルドに所属してる人だった。

俺はその人にひろわれた。

それからは地獄の日々だった。

俺はどこの子かもしれぬ孤児

死んでもよかったんだろう。むちゃくちゃな訓練だった。

けど俺は何とか生き残った。

今はご飯をおなかいっぱい食べることもできている。

まあ任務に失敗したらやばい罰を与えられるからそれにびくびくしながらだけど。

俺は今のおれの境遇を不幸だと思ってる。



貴族の子弟はたいてい何も考えずに生きている。

勉強をさせられたり政略結婚させられたりとあるけど全体的にのんきだ。

まあたまにノーブリスオブリージェを実践してる人もいるけど。


平民の子はたいていが家業を継がせられたり就職をしなければいけない。

でも高望みしなければまじめにしていればある程度大丈夫だ。


奴隷については・・・・・・・

まあましなとこはましだし、ひどいところはとことんひどい。

これについては一概に言えるようなことじゃないしな。


そうだな、奴隷のひどいとこよりか今のおれはましだよな。

だから俺は今日も最低とまでは行かなくても最悪な状況で任務をこなしてる。


赤毛君はクロとは同じ元暗殺者ギルド所属ですが、

クロは上の方で、赤毛君は下の方で働いていたので接点はありません。

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