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暗殺者の非日常  作者: きつねさん
学園都市 入学編
34/43

模擬戦

十月二日誤字訂正


先生との模擬戦、私の相手は最初に話してたアリア先生だった。

確か魔法について教えてるとか言ってた。

これはちょっと面倒かも。

これが近接戦闘について教えてるクレア先生だったら適当に魔法を撃って接近されて首筋に剣を添えられて終わりってできたけど魔法同士だとねえ。


「それではノアさん模擬戦を始めるんですけど何か質問はありますか?」


「特にはないです。」

私はこの模擬戦のための魔道具を腕に付けながら言う。

この魔道具、ある程度ダメージを肩代わりしてくれるやつだ。

確か特定の場所の特定の魔方陣の上であらかじめ認証しておかないといけないっていう七面倒くさいものだけど模擬戦とかでは便利だよねえ。


「では模擬戦を始めます。

 では初手は譲るのでどうぞ。」


さーて何から始めようかな?

ここはやっぱり無難にファイヤーボールからかな。

そうして無詠唱で使おうとしたところで気づいた。

学生って確か無詠唱できないのが普通だったよね。じゃあちゃんと詠唱しないと。


「数多遍くある火の元素たちよ、ここに顕現し敵を撃ちぬけ、ファイヤーボール。」

久しぶりに詠唱したけどめんどくさいね。

私無詠唱できるから詠唱なんて久しぶりだったよ。


私が打ち出したファイヤーボールは先生の方に普通の速度で向かっていく。

狙いは足元、直撃しなくてもそれなりに効果がある場所。

だけどまあ防がれるだろうなあ。


「ウォーターウォール」

あー詠唱破棄か。

これだったら適当に魔法を撃ってたらいいよね。


「数多遍くある火の元素たちよ、ここに顕現し敵を撃ちぬけ、ファイヤーボール。」

結果として試合はかなり長引いた。

だって先生が全然攻撃してこないんだもん。

おかげで魔力切れが近くて頭が痛くなってきたっていう演技までしなきゃいけなかった。

大根役者になってないといいけど。


「はぁはぁ、ありがとうございました。」

うん、息は切れてないんだけどね。

魔力切れって息が切れて相当苦しいからその演技中。

そんな私をアリア先生はじーっと見つめてくる。


「ノアさん、この模擬戦が全部終わった後応接室に来てくれませんか?」

「はぁ、はい。」


「ああ、あとクロさんもつれてきれ下さいね。」

そういって先生は次の人の模擬戦に移っていった。


うーん、呼ばれる理由なんて思いつかないんだけどな。

何なんだろう?


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