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暗殺者の非日常  作者: きつねさん
クロとの出会い
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辺境伯の娘


私が5歳の時私は生死の境をさまよいました。

私は当時のことをよく覚えてないのですが、お父様の料理に毒が入れられていてそれをつまみ食いした私が死にかけたそうです。そうして私は視力を失いました。

実行犯は捕まったのですが黒幕はわからなかったそうです。

その時に前世の記憶を思い出したのです。

ただ思い出したといっても実際は他人の記憶が無理やり頭の中に入れられてる感じだったのでその人の感情が感じられてとても気色悪いと感じられたのを思い出します。

そのせいで私は家族にかなり迷惑をかけてしまいました。

そして私は今家族におそれられています。


前世の私はすごい魔法使いだったらしく私も魔法が使えるようになりました。

そのおかげで視力が失っても普通に周りのことが把握できたのよかったのですがいいことばかりではありません。

前世では大人という分別がつく歳だったのでよかったのですが私は分別もつかない未熟な子供だったので感情のままに魔法を行使してしまったのです。

当然その矛先は私の近くにいる人たちに向かいました。


まず侍女が辞めていきました。

次に庭師が

次はコックが

どんどんやめてきました。


家族は家族をやめることができないため私を別館に閉じ込めました。

別館と言っても私を閉じ込めるために建てたそうですので本邸とはかなり離れています。

閉じ込められた頃ようやく私は悪いことをしてたのだと気づきましたがもう後の祭りです。


それからは家族には迷惑をかけませんでしたが、

当時家族は私に近づこうとはしませんでした。

私から近づいていったら逃げはしませんけれど顔が引きつっています。

使用人も雇われの身ですから表だって文句は言ってきませんが、

蔭ではすごくひどく言っています。

私の不幸は前世の魔法使いがとてもいいうでだったことです

遠くの音を聞くことなんて朝飯前です。

ちょっとした好奇心で使用人たちの会話を聞いたときはショックでした。

いつも私に丁寧に接してくれていた人たちが私のかげ口を言っているのです。


私は心を閉ざしました。


その時は魔法が使えるようになってから二年たった七歳でした。

私は人間不信に陥りもうどうでもよくなりました。

そして私は別館に閉じこもりました。

今までは閉じ込められていましたが自主的に閉じこもったのです。

使用人たちを追いだし家を結界で覆いました。

前世の記憶を利用していろいろな魔道具を作って防衛網を気づきました。

もう誰も入ってこれないように。


それはもう強力な防衛網でした。ドラゴンでさえ撃退できるでしょう。

それは私にとって鎧でした。

私の弱い心をだれも傷つけることができないように。

食糧はゴーレムに取りに行かせました。


家は辺境伯です。

その名の通り王国の辺境に領地があったので自然は豊富です。

木の実に野草にきのこ、動物のお肉など、食べれるものはいくらでもあります。

そういう知識を持っていた前世の私に感謝です。

勝手に動物を狩ったり野草をとったりしているので領主である家にはいくらか魔道具をゴーレムに持っていかせたりしています。

普通に市販されているものでそこまで価値があるものではありませんが私が食べるくらいしかとってませんので別にいいでしょう。


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